日清だより 2008 秋号 Vol.31 2008年10月6日より転載

食の楽しさを広める活動

神戸スウィーツ・コンソーシアム

食の楽しさを広める活動

神戸スウィーツ・コンソーシアム

  日清製粉は、パティシエ(菓子職人)を目指す障害者を支援するプロジェクト「神戸スウィーツ・コンソーシアム(以下KSC)」のパティシエ養成スクール「チャレンジド・プログラム Vol.1」に協力しました。このプロジェクトは兵庫県・神戸市などの行政の協力で、社会福祉法人プロップ・ステーション(理事長・竹中ナミ)が中心となって発足。プロップ・ステーションは、「障害者=チャレンジド(※)」の就労の促進や雇用の創出を目指し活動する社会福祉法人で、洋菓子発祥の街といわれる神戸から障害者の菓子職人を育てようと企画した、日本で初めての試みです。スクールでは有名パティシエによる菓子作りの技術だけではなく、経営ノウハウも学ぶことができ、障害者パティシエの自立を支援するものです。

 東灘工場が会場を提供し、6月28日〜12月6日の期間に、計5回開催されます。

 第1回目の講師は、外国人として初めてオーストリア政府公認の「製菓マイスター」の称号を与えられたパティシエの八木淳司氏(モロゾフ株式会社)で、フィナンシェを実技で、ステュルーデルをデモンストレーションで講習しました。

 当日は記者会見もあり、マスコミ・行政と多くの方々が来場されました。数台のTVカメラが回る中、チャレンジドの受講生9名は、最後まで集中力を切らすことなく、真剣に八木マイスターと助手の方々の素晴らしい授業を開き、第一線で活躍するプロの技を見ていました。

 また、プログラム終了後、多数の方々から、「小雨の降る中、若い当社社員が一生懸命傘を差しかけ、車椅子のデザイナーを最後まで面倒をみてくれた。チャレンジドの受講生にとても丁寧に接してくれた」ことなど、お客様への対応に「日清製粉は素晴らしい会社だ」とお褒めの言葉をいただきました。

※チャレンジド…挑戦する使命を与えられた人。米国などで障害者に対する新しい呼称として用いられる。


神戸スウィーツ・コンソーシアムの写真

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