讀賣新聞 6月29日より転載

ハンデ乗り越えパティシエに挑戦

東灘 養成講座始まる

 障害者のパティシエ(洋菓子職人)を育てる企画「神戸スゥイーツ・コンソーシアム」が28日、協力企業・日清製粉の東灘工場(神戸市東灘区)で始まった。

 障害者の就労を支援する社会福祉法人「プロップ・ステーション」と製菓業界が企画した。

 今回は同企画第一弾の養成講座「チャレンジド(挑戦の機会を与えられた人)・プログラム」で、参加した8人は、洋菓子「モロゾフ」のパティシエで、知的障害のある息子を持つ八木淳司さんの指導を受けながら、焼き菓子「フィナンシェ」に挑戦した。知的障害がある三井佳子さん(52)は「こんがり焼けてうれしい。うまくなって作業所の仲間に教えてあげたい」と笑顔を見せた。

養成講座の写真
パティシエ(右)の指導を受け、菓子作りに挑戦する障害者ら(神戸市東灘区で)

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