はあとリンク 翻訳館 ワシントン大学DO-ITプログラム
- 概要紹介
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アメリカ合衆国、ワシントン州シアトルにあるワシントン大学のDO-ITプログラム。DO-ITとは、Disabilities, Opportunities, Internetworking, and Technologyの頭文字でもあり、障害のある人びとの自立、生産、社会参加を広げるためのテクノロジー利用を促進するプログラムである。
全米科学財団(the National Science Foundation)から主な資金を得て、ワシントン大学工学部の指導により、自然科学、数学、技術系の課程に障害のある学生を募集することを目的としている。責任者は同大学教授シェリル・バーグスターラー(Sheryl Burgstahler)博士。1993年、活動開始。
「黄金の林檎賞」(the Golden Apple Award)、「全米情報社会基盤賞教育部門賞」(National Information Infrastructure Award; Education)などを受賞。
- 特記事項と感想
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大学が障害のある学生を受け入れるに際して、大きなハード面での問題解決の段階は、アメリカではすでに終わっているのかもしれない。このDO-ITプログラムのページにおいて、たとえば建築上のバリアフリーなどに関してとくに強調されていないように見えるのは、そういったことは当然の条件になっているのかと思われる。
とはいえ、障害のある学生が目的を達成するためには、依然としてそれなりの助けが必要であることは論を俟たない。DO-ITプログラムでは、障害のある学生が充実した大学生活を送り、さらには職業を得て自立していくための様々な活動をおこなっている。
ここでは、大学入学前の高校生を対象にしたプログラム「DO-IT Scholars」に焦点をしぼり、最新の1999年夏期学習の内容を抄訳し、DO-ITの活動の一端を紹介したい。あわせて関連プログラムである「DO-IT Pals」も紹介する。どちらも、障害のある学生の高校生活から大学生活や職業への橋渡しというユニークな活動である。
- 翻訳に際して
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ほとんどのページの末尾に、 "DO-IT Disabilities, Opportunities, Internetworking & Technology" の文言とプロジェクトのメールアドレス<doit@u.washington.edu>が記されているが省略し、最終更新日のみを訳出した。また、各ページにある同一サイトへのリンクについては、今回紹介する部分以外、とくにトップページ、前ページなどへ戻るリンクなどは概ね省略した。
1999年夏期学習の項については、内容の一部を抄訳した。
プログラム参加者の使用するハードとソフトの項では、特定の製品名・会社名およびその連絡先は原文のままとし、適宜訳注を付した。またこの項の末尾にDO-ITプログラムの住所などの連絡先が掲載されているが、前出の内容と重複するので省略した。
訳者:松井一好
- URL移転対応等:2004年3月18日
DO-ITプログラム
- DO-ITスカラーズ - 障害がありながら学業と仕事を追求しようとする高校生たちです。
- DO-ITアンバサダーズ - DO-IT スカラーは、高校から大学などに進学するとアンバサダーとして、若いスカラーの助言者になります。
- DO-ITパルズ - 大学へ行き、仕事に就こうと計画している高校生たちのインターネット・コミュニティです。
- DO-ITキャンパーズ - 障害のある青少年のためのインターネットのトレーニング・キャンプです。
- DO-ITメンターズ - DO-ITのスカラー、パル、キャンパーをサポートします。
- DO-ITキャリアズ - 障害のある学生が、仕事に基礎を置いた勉強に参加しています。
- DO-IT 2-4 - 2年制大学から4年制へ進学できるように勉強している障害のある学生たちです。
- DO-IT 「見せて説明」 - 障害のある学生が幼稚園の生徒や小学校一年生に、テクノロジー、情報アクセス、自立生活の技術のデモンストレーションをします。
- DO-IT プロフェッサー - 大学などの教職員が障害のある学生をうまく指導できるように助力します。
- ワシントン大学のアカウントを使用する全てのDO-ITプロジェクト参加者は、本学の最新倫理規定を遵守する必要があります。
- 最終更新日 2000年3月16日
A. DO-ITスカラーズプログラムについて
プログラムについて
ワシントン大学では、DO-ITプロジェクトを通じて、大学の課程と職業教育にチャレンジする、障害のある人たちを募集しています。このプログラムでは、障害のある高校生が、職業を求め、勉学と職業の場に入っていくために必須の知識を得ることができるようにします。
DO-ITスカラーズプログラムは、3つのフェーズ(段階)からなります。それぞれのフェーズの終わりに、学習成果の評価を受ける必要があり、次のフェーズに進むかどうかを決定します。
フェーズ1 - 受付日から8月31日まで
フェーズ1では、DO-ITスカラーは次の活動に参加します。
- インターネット活動
- インターネットのネットワークを使って、知識を豊かにし、学問的、職業的な興味を追究するためのコンピュータ利用を学びます。コンピュータ、モデム、ソフトウェア、インターネット接続、必要があれば、特別な障害適応技術を使って、家からEメールなどでのコミュニケーションをおこないます。必要な機材などを持っていないDO-ITスカラーには、プログラムの活動への参加期間中、装置やソフトウェアが貸与されます。
- 指導
- Eメールなどでのコミュニケーションと個人的な接触が何度もおこなわれ、スカラーはDO-ITメンター(指導者)の協力で、容易に学術、職業、個人的達成に導かれます。メンターは大学の学生および教職員、現役の技術者や科学者で、多くは自身も障害があります。
- 夏期学習 1
- シアトルのワシントン大学での2週間にわたる夏の合宿プログラムで、DO-ITスカラーは、科学、技術、数学の講義と実験に参加します。寄宿舎で共同生活をおこない、大学の環境で自立し、うまく生活していくためのスキルを習得します。
DO-ITスカラーは、教材、宿泊、食事、また予定に入っているリクレーション活動については、費用を請求されません。食事と宿泊はDO-ITスカラー個人に付添う介助者にも提供されます。体験学習が容易に進むよう、聴覚障害者のための通訳などの便宜も提供されます。
フェーズ2 - 9月1日から翌年の8月31日まで
フェーズ2でのDO-ITスカラーは、大学への出願手続き、入学資格についての情報、進学準備を助ける補足的な助言とリソースなどのサポートを受けます。さらに、以下の活動に参加します。
- プロジェクト
- DO-ITスカラーたちが、その興味、技術、知識を使って自主的なチームプロジェクトを計画、完成させます。DO-ITメンターやスタッフは指導はせず、彼らを助けて働くだけです。
- インターネット活動と指導
- DO-ITスカラーは、新しく入ってきたフェーズ1のスカラーの先輩として活動することで、コミュニケーションとリーダーシップの能力を養います。コミュニケーションは、夏期学習の間は実際に顔を合わせて、一年を通してはインターネットを通じておこないます。
- 夏期学習2
- DO-ITスカラーは、ふたたびワシントン大学のキャンパスでの一週間の合宿に参加し、他のスカラー、教職員、専門家と共同で、自分の関心に基いた科学的研究課題を計画、完成させます。
フェーズ3 - 翌年の9月1日に開始
フェーズ3では、DO-ITスカラーがDO-ITプログラムに貢献する機会があります。個々の活動の例としては、指導プログラムの作成、科学的リソースの運営、情報システムの管理、ニュースレターの発行があります。
アンバサダー
高校を卒業したスカラーはDO-ITアンバサダーになることができます。アンバサダーはプログラムの活動を助け、インターネットでのコミュニケーションに参加し、後輩のスカラーへの助言をおこないます。
DO-ITスカラーズプログラムへの参加申請
ワシントン州在住の障害のある高校生には第2学年の12月31日以前に応募されることを推奨します。1年生および3年生については、受け入れの余地があれば考慮します。DO-ITプログラムへの参加には、以前にコンピュータを使用した経験は必要ありません。
参加申請には4通の書類が必要です。
- 学生本人の参加申込書
- 高校の教師または学区行政官の推薦状
- 学生の過去2年間の成績表
- 両親・保護者の推薦状と同意書
最終決定の前には個人面接も必要となります。
参加申請書は諮問委員会が審査します。委員会は、大学での学習への強い関心と適性、DO-ITに参加するという強い熱意をもち、プログラムの提供する内容をじゅうぶん有意義なものにできる応募者を有資格者として選考します。
補足情報
無料の出版物や、ニュースレターを取り寄せるには、「出版物・オーダーフォーム」、ビデオテープについては「ビデオ・オーダーフォーム」をご使用ください。
さらに詳しい情報は、DO-ITメーリングリストで配信しています。メール以外の形式での資料請求は以下の宛先に。
DO-IT
University of Washington
Box 354842
Seattle, WA 98195-4842
doit@u.washington.edu
http://www.washington.edu/doit/
206-685-DOIT (3648) -- 音声/テレタイプ
888-972-DOIT (3648) -- 音声/テレタイプ シアトル市外、ワシントン州内からのみ
206-221-4171 (FAX)
509-328-9331 -- 音声/テレタイプ スポーカン(Spokane 訳注・ワシントン州東部の都市)事務所
責任者 シェリル・バーグスターラー(Sheryl Burgstahler)博士
DO-IT後援会
(訳注 他のページへのリンク。翻訳省略)
- 最終更新日2000年1月21日
- URL移転対応等:2004年3月18日
B. DO-IT 1999年夏期学習
- 1999年 DO-IT夏期学習の概略
- 全国フェーズ2 スケジュール 7月24日−30日(翻訳省略)
- ワシントン・フェーズ1 スケジュール 8月3日−13日(翻訳省略)
- ・ネット上の科学 カート・サール(Kurt Sahl)
- ワシントン・フェーズ2 スケジュール 8月7日−13日(翻訳省略)
- アンケート調査に答えてない? サーベイページで正しい日付の内容をダウンロードしてください。(翻訳省略)
- 1999年DO-IT回顧(訳注 リンク無し。工事中と思われる)
- 最終更新日1999年12月17日
1. 1999年 DO-IT夏期学習の概略
- 期間
- 1999年7月21日−1999年7月30日
- 場所
- ワシントン大学
- 内容
-
DO-IT夏期学習
DO-IT夏期学習はDO-ITスカラーが集まる機会です。初年度のスカラーは広範囲にわたるオンライントレーニングを受け、寄宿舎(McCarty Residence Hall)滞在中に大学生活をじかに経験するチャンスを得ます。スカラーたちは、以下のようなバラエティに富んだ題材についての授業に出席します。
- 生物学- 羊の心臓弁の交換について
- コンピュータサイエンスと数学- デジタル画像内の情報の発見と特殊効果の創造に、数学がいかに役に立つかを知る
- 化学と環境保護の研究- ワシントン湖の水質検査の実験に参加し、水質が環境問題にどのように影響を与えるかを考える
フェーズ2のスカラーは、集中的な研究会に参加し、以下のより進んだ題材についてコンピュータのトレーニングを受けます。
- ワールドワイドウェブ(WWW)ページのデザイン
- キャンプ・ア・カーリジのホームページ製作
- 最終更新日1999年12月17日
2. ネット上の科学 カート・サール(Kurt Sahl)
科学学習を助ける、インターネットの調査を基にした利用について
ニュー・キッズ・オン・ザ・ネット:中等科学教育におけるインターネット活動
DO-ITインターネット科学ワークショップ 1999年8月5日
カート・サール(Kurt Sahl) sahlk@u.washington.edu
科学学習を助けるインターネットの利用についてのキーポイント
1.ウェブは、普通とてつもなく巨大な図書館として考えられている。ウェブにはデーターや情報が存在しているけれど、どうすればネットを使ってもっと要領よく情報を得られるのだろう。疑問を出してみよう。(51ページ)
2.何を使えば遠くの役に立つ情報を利用できるかを知ろう。同じサーチエンジンだけを繰り返し利用する人もいる。違ったサーチエンジンを試してみて、それぞれのエンジンが、どのような種類の情報をウェブから集めてきてデータベースに保存しているのかを調べよう(53ページ)。検索にも、いろいろなやり方がある。索引の検索、主題の目録、注をつけたディレクトリー、主題ガイド、主題を絞ったディレクトリーなどだ。この問題については、インターネット・スカウト(The Internet Scout)のサイトが役に立つ。 http://scout.cs.wisc.edu/toolkit/searching/ 情報を集めるのに、それぞれのやり方の限界を理解するようにしよう。
3.学生向けのサイトに親しもう。たとえば次のようなサイトだ。
- Franklin Institute Science Museum http://sln.fi.edu/
- MAD Scientist Network http://www.madsci.org/
- The Science Hobbyist http://www.eskimo.com/~billb/
4.ユニークなサイトを見逃さないようにしよう。見つけたサイトは、人に教えてあげる前に、すこし時間をかけて内容を評価するようにしよう(195ページ)。
5.科学上の大発見などの話を聞いて興味を持ったのに、抱いている具体的な疑問の答えを見つけられなかったということがあるかもしれない。専門家に質問するのを恥ずかしがることはない(119ページ)。自分の専門知識を科学者のタマゴたちに教えるのが何よりも好きだという科学者がたくさんいるのだ。でも、そういうウェブを悪用してはダメ。ロケット科学者は、君が他人に宿題をやってもらおうと思っているなんて考えていないのだから。
6.大きいことを考えよう。インターネットはそこから何かを引き出すためにある。自分で探索したことからアイデアを得るためにもある(135ページ)。ある問題を追いかけて、一度ネットの世界を動き回ったら、自分のウェブサイトを作って発見や知識をワールド・ワイド・ウェブに付け加えることもできる。何百万もの人たちとつながるのに、これほど良い(お金もかからない)方法はないのだ。
7.最後に、探究は君たち自身の疑問に対する答えの発見にかかわっている。たとえば、ただ「オゾン層破壊」とか「温室効果」とか、その他の言葉で調べたとすると、あらゆる調査機関がこの問題のいろいろな面を取り上げていて、分かるはずのことも分からなくなるだろう。「南極の上にオゾンホールがあるのなら、どうして北極の上にはないのだろう?」というような疑問をもつことで、もっと多くを学べるだろう。その時、君は科学しているのだ。
活動内容
1.何が稲妻を起こしているのだろう(85ページ) http://www.mos.org/sln/toe/
2.海岸の天気に違いがあるのはなぜだろう(125ページ) http://www.nodc.noaa.gov/dsdt/wtg12.html
- URL移転対応等:2004年3月18日
C. DO-ITスカラーの使用するテクノロジー
- 弱視
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- 17インチモニター
- 各社
- スキャナーとソフト
- VisAbility- AI Squared
- 画面拡大ソフト
- InLarge- ALVA Access Group
- MAGic Deluxe- Freedom Scientific
- Vista- Telesensory Corporation
- ZoomText- AI Squared
- 17インチモニター
- 全盲
-
- コンピュータ
- Keynote Gold Notebook PC- Humanware, Inc.
- プリンター
- Braille Blazer(訳注 点字プリンター)- Freedom Scientific
- スキャナーとソフト
- Arkenstone Open Book Unbound- Freedom Scientific
- 画面読み上げソフト
- JAWS- Freedom Scientific
- Master Touch- Humanware, Inc.
- Vocal-Eyes- GW Micro
- コンピュータ
- 運動(肢体)障害
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- 代替入力装置
- Dragon Dictate Speech Input for Windows(音声入力装置)- ScanSoft
- Ke:nx- Don Johnston, Inc.
- マウス・スティック
- Sip and Puff Morse Code switch- Toys for Special Children
- 代替ポインター
- ジョイスティック、トラックボール- 各社
- HeadMaster- Prentke Romich
- キーボード補助装置
- Access DOS- IBM
- Access Pak for Windows- Trace Center
- Co:Writer- Don Johnston, Inc.
- Easy Access- Apple Computer, Inc.
- HandiWord- Microsystems Software
- IntelliKeys- IntelliTools
- Mini Keyboard- TASH
- Sideways keyboard holder- custom built
- WiViK- Prentke Romich
- 代替入力装置
- 学習障害
-
- スキャナーとソフト
- Arkenstone Open Book Unbound- Freedom Scientific
- 画面読み上げソフト
- Outspoken for Windows/Mac- Berkeley Systems
- Speech synthesizers- various manufacturers
- 能力向上ソフト
- Word processing with spell- and grammar- checking
- Writing/brainstorming/organizing software- Inspiration
- 音声出力
- Write Out Loud- Don Johnston, Inc.
- スキャナーとソフト
- 聴覚障害
-
- 視覚代替変換
- Visual alternative to system sounds for Mac- Apple Computer, Inc.
- 視覚代替変換
DO-ITスカラーが使用するハード、ソフトのメーカー各社の連絡先
注・特定の装置およびソフトウェアの使用は、ワシントン大学または全米科学財団が製品を推薦するという意味ではありません。
- A I Squared
- PO Box 669
Manchester Center, VT 05255
(802) 362-3612
http://www.aisquared.com/ - Apple Computer
- One Infinite Loop, MS DS-38
Cupertino, CA 95014
(800) 600-7808
http://www.apple.com/accessibility/ - ALVA Access Group
- 5801 Christie Ave Ste 475
Emeryville, CA 94608
(510) 923-6280
http://www.aagi.com/ - Arkenstone※
- 555 Oakmead Parkway
Sunnyvale, CA 94086-4023
http://www.arkenstone.org/ - Blazie Engineering, Inc.※
- 105 E. Jarretsville Rd., #D
Forest Hill, MD 21050
(410)893-9333
http://blazie.com/ - Don Johnston Developmental Equipment, Inc.
- 1000 N. Rand Road, Bldg 115
P.O. Box 639
Wauconda, IL 60084-0639
(800) 999-4660
http://www.donjohnston.com/ - ScanSoft, Inc.
- 320 Nevada Street
Newton, MA 02160
(800) TALK TYPE
(617) 965-5200
http://www.scansoft.com/ - GW Micro
- 725 Airport North Office Park
Fort Wayne, IN 46825
(219) 489-3671
http://www.gwmicro.com/ - Henter-Joyce, Inc.※
- 11800 31st Court North
St. Petersburg, FL 33716-1805
(800) 336-5658
http://www.hj.com/ - HumanWare, Inc.
- 6245 King Road
Loomis, CA 95650
(800) 722-3393
http://www.humanware.com/ - Inspiration Software
- 7412 SW Beaverton-Hillsdale Hwy
Suite 102
Portland, OR 97225-2167
(800) 877-4292
http://www.inspiration.com/ - IntelliTools, Inc.
- 55 Leveroni Ct Ste 9
Novato, CA 94949
(800) 899-6687
http://www.intellitools.com/ - Lorien Systems
- Enkalon Business Centre
25 Randalstown Rd
Antrim Co. Antrim BT 414 LJ
N. Ireland
(+44) 0 1849 428105
http://www.loriens.com/ - Microsystems Software, Inc.
- 600 Worcester Rd Ste B2
Framingham, MA 01701
(800) 828-2600
http://www.microsys.com/handiw/default.htm - Prentke Romich
- 1022 Heyl Rd
Wooster, OH 44691
(800) 262-1984
http://www.prentrom.com/ - TASH Inc.
- Unit 1, 91 Station St
Ajax, ON L1S 3H2
Canada
(800) 463-5685 - Telesensory Corporation
- 520 Almanor Ave
Sunnyvale, CA 94086
(408) 616-8700
http://www.telesensory.com/ - Toys for Special Children
- 385 Warburton Ave
Hastings on Hudson, NY 10706
(914) 478-0960
- ※. 3社合併により社名変更
Freedom Scientific Inc.
http://www.freedomscientific.com/
- 最終更新日:2002年12月21日
- URL移転対応等:2004年3月18日
D. DO-ITパルズ
DO-ITパルになれるのは、どんな人ですか?
- あなたは障害のある高校生ですか?
- 科学、工学、数学、テクノロジーに関心がありますか?
- 大学へ行きたいですか?
- 同じ目標をもつ他の障害のある高校生と出会いたいですか?
- 障害のある大学生や大人たちから、成功の秘訣を教えてもらいたいですか?
- コンピュータとインターネットを使うことができますか?
上の質問にイエスと答えたら、あなたは立派なDO-ITパルになれます。
DO-ITパルとは、科学、工学、数学、テクノロジーにキャリアを求め、その分野での研究と仕事に入るための準備の方法をもっと学びたいと望んでいる、障害のある高校生たちです。
DO-ITパルは、大学入学資格、出願手続き、大学生活を送るためのスキル、実習の機会、レジュメ作成やインタビューのこつ、その他大学進学や就職を助けるリソースの情報によってサポートされます。
DO-ITパルは何をするのですか?
DO-ITパルは、インターネットや、その他のコンピュータリソースを利用して、
科学、工学、数学、テクノロジー、大学、職業についての関心を追究します。DO-ITパルは以下のような活動に参加します。
DO-ITパルの研究、仕事、個人としての目標達成をサポートするメンター(指導者)と、インターネットでのコミュニケーションや個人的な連絡を頻繁におこないます。メンターは大学生、大学の教職員、現役の技術者や科学者で、多くは彼等自身も障害があります。DO-ITパルの経験者は、新しく参加したDO-ITパルの先輩として活動することで、コミュニケーションとリーダーシップのスキルを養います。
DO-ITパルは、学習と職業への関心を追究し、友達を作るためにインターネットの利用を学び、インターネットのネットワークを利用して、目的達成のため、お互いに刺激を与えあいます。
DO-ITパルは、その能力と知識を使い、自分たちの関心に基いて、完全に独立して、またはチームを組んで研究プロジェクトを立案、完成させます。DO-ITメンターとスタッフは彼らの人的資源となって働き、助言をします。可能なプロジェクトの例としては、次のようなものがあります。インターネットを主な手がかりに利用した、科学、数学、技術的課題、または学校から出された課題に対するレポートの完成。コミュニティのなかにいる年下の障害学生の「メンター(指導者)」として、彼らの友人になり、彼らが学校の科学学習に興味をもつようにうながし、どうすればコンピュータを利用してインターネット内の情報リソースにアクセスできるかを彼らに見せる。または、DO-ITパル、科学、技術、あるいは障害に関する問題についての発表をおこなう、などです。
DO-ITパルは世界中から集まって来るので、DO-ITパルの活動の多くはインターネットでおこないます。DO-ITチームに残るためには、DO-ITパルは「アクティブ」でいる必要があります。DO-ITパルは、最低限、以下のようなことをすれば、アクティブとみなされます。
- 最低でも週に1回はインターネットにログオンする。
- 定期的に、DO-ITパルやメンターと連絡をとる。DO-ITパルやメンター、スタッフから届いた個人あてのメッセージには、「情報ありがとう」といった簡単なものでも良いから、すべてに返事を出す。
- すくなくとも2週に1回は、「doitpals」、「mentors」のディスカッション・リスト、または「doitsem」のニュースグループの全体にEメールでメッセージを送る。
- 新しいDO-ITパル、入院中の子どもたち、DO-ITキャンプの参加者、依頼があれば、その他の障害学生にも挨拶のメッセージを送る。
- インターネットのリソースを学校での授業に利用する(たとえば、学級新聞、研究課題、討論などに使う情報を得るためにネットのリソースを利用する)。
- DO-ITのスタッフの賛同を得て、個人やグループでの調査や地域社会での活動の計画を立案、完成させる。
- DO-ITのスタッフのおこなう全てのアンケート調査に回答し(「今回の調査には参加しないことにします」という回答は認められます)、DO-ITパルの情報配信リストに配信される情報提供への要請に答える。
- 可能な場合は、DO-ITの行事に出席する。
DO-ITパルが高校を卒業すると、どうなるのですか?
DO-ITパルが高校を卒業すると、DO-ITアンバサダーになることができます。DO-ITアンバサダーは、プログラムの活動の補助、メールなどでのコミュニケーションへの参加、年下のDO-ITパルの指導を通じて、DO-ITに参加し続けます。
DO-ITメンターとは何ですか?
DO-ITメンターは、DO-ITパルのための価値ある人的資源です。ガイド、カウンセラー、教師、そして友人として、研究、職業、また個人としての達成を鼓舞し助けます。メンターとの間に育まれた関係は、達成を促し楽しみを得るという究極の目標のための情報、アドバイス、機会、チャレンジ、サポートの行き交うチャンネルになります。DO-ITメンターは以下のことをおこないます。
- 模範 − DO-ITメンターは、DO-ITパルが目指してることの多くを力を合わせて成し遂げた、優れた人たちです。
- 情報 − DO-ITメンターは、その知識、経験、知恵を共有します。
- チャレンジ − DO-ITメンターは、新しいアイデア、機会、チャレンジを提供して、好奇心を刺激し、信頼を築きます。
- 目標設定 − メンターは、DO-ITパルが興味のあることを発見し、目標を決め、成功するための計画を立てるのを手伝います。
- サポート − メンターは、新しい分野で成長するDO-ITパルをサポートし、目的を達成するように励まします。
- コンタクト − メンターは、DO-ITパルを研究上、職業上、また個人的な出会いにむすびつけ、貴重な機会を提供します。
メンターと知り合うためには
- 自己紹介をしましょう。あなたの個人的な興味、研究や職業への関心を話しましょう。将来の計画を詳しく説明しましょう。
- 科学、工学、数学、技術、それに障害について関連のある問題、大学や大人になることについて、メンターに具体的な質問をしましょう。メンターの個人的な関心や、科学、数学、工学的なバックグラウンドについて、そして職業の経験について聞いてみましょう。
DO-ITパルに参加するには、どのようなテクノロジーが必要ですか?
DO-ITでは、DI-ITパルのためにコンピュータや障害適応技術、インターネット・アクセスなどの費用の援助はしていません。しかし、機器やインターネット・プロバイダーの選択については、DO-ITスタッフによる技術的援助を提供することができます。
DO-ITパルの一員になるためには、自宅または学校などからインターネットにアクセスする必要があります。Eメールを受信して保存したり、インターネット・リソースを発見して残しておいたり、気に入ったメーリング・リストやニュース・グループを購読できるように、インターネット・アカウントも必要です。
下記のものが必要になるでしょう
- 自宅からアクセス
-
- コンピュータ、およびコンピュータ利用に必要な障害適応技術
- 一般電話回線
- モデム(14.4kbps以上推奨)
- 通信ソフト、およびインターネット・ブラウザーの両方、またはどちらか
- インターネット・アカウント
- 学校からアクセス
-
- コンピュータ、およびコンピュータ利用に必要な障害適応技術
- ネットワークへの直接接続
- インターネット・ブラウザー
- インターネット・アカウント
- インターネット・アカウントの取得
-
多くのDO-ITパルは学校を通じて、または地域のインターネット・プロバイダーと契約して、インターネット・アカウントを取得します。今は、インターネットがたいへん一般的になっているので、次にあげるように、いろいろな所でアカウントを取ることができます。
- あなたの学校、または学区(ここから始めましょう。たぶん無料です)
- 地域の大学
- 地域、または州の教育サービス機関、同様の部局
- America Online、Prodigy、Compuserveなどといった、インターネットへのゲートウェイを持つ商業ネットワーク・サービス会社
- 地域の商業インターネット・サービス会社(電話帳の、「コンピュータ」、「インターネット」、「ネットワーク」などの項を見てください)
プロバイダーを選ぶ前に、次のことに注意してください
- そのプロバイダーは、どのようなサービス内容を提供しているか(DO-ITパルには、Eメールおよび、Telnet、ftp、Gopher、WWWブラウザーを含む、全ての範囲のインターネット・リソースとサービスを利用できるアカウントが必要です)。
- どのような時間に利用できるか、また、どのような利用制限があるか(24時間、無制限にアクセスする必要があります)。
- 地域内にアクセス電話番号があるか(接続のために長距離電話をかける必要はありません)。
- どの程度回線が混んでいるか(接続するたびに何度もお話中の信号を聞くわけにはいきません)。
- どのような種類の接続を提供しているか(DO-ITパルにはSLIPまたはPPP接続を利用できる必要があります)。
- どれくらいの期間、事業を続けているか(堅実な業務記録のあるプロバイダーでないといけません)。
- 料金はどれくらいか(DO-ITパルには、使用時間当たりの従量制よりも、月当りの定額料金制のほうが適当です。選んだプロバイダーの種類、場所、地域内での会社の競争によって、料金には大きな差があります。学生割引きなどについて問い合わせましょう)。
DO-ITパルは、どのようにしてネットのリソースにアクセスするのですか?
スタッフに連絡をとったり、出版物を請求したり、プログラムについて質問したりするのには下のアドレスにメールを送ります。
doit@u.washington.edu
DO-ITパルは、自動的に、Eメールによるディスカッション・リスト、「doitpals」のメンバーになります。DO-ITパルの全員、またはメンター全員にメッセージを送るには、次のアドレスにEメールを送ります。
doitpals@u.washington.edu
mentors@u.washington.edu
障害のある個人や、彼らが追究する科学、工学、数学などの大学での研究や職業に関する問題を論議するために、DO-ITパルは自動的に「doitsem」(semは、science, engineering, and mathematics)ディスカッション・リストを購読することになります。ニュースグループにメッセージを送るには、以下のアドレスを利用します。
doitsem@u.washington.edu
DO-IT、障害者、障害適応技術、科学、工学、数学、高校以後の教育に関する情報リソースを得るには、以下のURLにある、DO-ITのワールド・ワイド・ウェブ(WWW)ページにアクセスしてください。
http://www.washington.edu/doit/
「ネチケット」 DO-ITパルのためのEメール・ガイドライン
- メールの文章は簡潔に。段落は短かく、各段落の間には空き行を入れる。
- 一つのメッセージで、複数の話題を扱うことは避ける。かわりに、複数のメッセージを送るようにすれば、受信した人もそれぞれの話題にわけて返事を出すことができる。
- 大文字と小文字を混ぜて使う。制御文字や特殊キーの使用は避ける。
- メッセージの冒頭に相手の本名を書き、末尾に差出人の本名を書く。
- 返事には、相手のメールの全文、または一部を引用する。 ・人が不愉快に感じるような言葉は使わず、個人攻撃や中傷も避ける。
- 親とDO-ITスタッフ、またはそのどちらかが好ましく思わないようなメッセージのやりとりには加わらない。
- 不適切と思われるメッセージのやりとりには関わらない。不快なメール、迷惑メールを受け取ったら、すぐにDO-ITの責任者、またはDO-ITパルズの責任者に連絡する。
- Eメールによるメッセージは、受け取った人が簡単に他の人たちに転送できるので、本当に個人的なメッセージを送るには不適当だということを忘れない。Eメールは封書よりも葉書に近いものだ。
- ソフトのスペル・チェック機能を利用する。
- 書いたメールは送る前によく読み直す。
DO-ITパルに応募するにはどうするのですか?
障害のある高校生で、科学、工学、数学、技術に関心のある人、大学に行きたい人、いまインターネットアカウントをもっている人なら、DI-ITパルへの応募をお勧めします。応募用紙は、次のアドレスにメッセージを送ると、インターネットを通じて入手できます。
メールには次のように書きます。
doitpals application form
つぎにメッセージを送信します。自動的にEメールの応募用紙が送られます。応募用紙にある指示に従って、必要事項を記入しEメールで送り返します。応募者には、応募用紙の受信から2週間以内に合格の通知がされます。
追加情報
連絡情報
(訳注 同一サイトの他のページへのリンク。「DO-ITスカラーズプログラムについて」ページの末尾にある、プログラムへの連絡先とほぼ同一の内容)
DO-ITとは何ですか?
ワシントン大学では、DO-IT(Disabilities[障害], Opportunities[機会], Internetworking[インターネット活動], and Technology[技術])のプロジェクトを通して、科学、工学、数学、技術分野の大学教育や職業へ進出する障害者を増やすように努力しています。DO-ITプロジェクトは主に全米科学財団(the National Science Foundation)から財源の提供を受けています。アメリカNEC財団(NEC Foundation of America)、Telecommunications Funding Partnership、US West Communicationsからも資金援助を受けています。ワシントン大学もじゅうぶんな人や設備を提供しています。
- 最終更新日1999年12月17日
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