平成10年度文部省選定
ドキュメンタリービデオ「Challenged」
〜チャレンジド・挑戦という運命をもたらされた人たち〜

コンピューターという翼を 手に入れた障害者たち!
彼らは福祉の概念を変え、私たちを変え、日本を変える!

障害者(チャレンジド)たちが健常者を励まし勇気づけ、 新しい社会への希望を与えてくれる。
これは、信じがたいドキュメンタリーである。

『チャレンジド』 = アメリカでは、「神様から挑戦する運命をもたらされた人たち」という意味を込め、障害者をザ・チャレンジドと呼びはじめている。

制作
アジア映画制作機構
監修
今村 昌平
定価
10,000円(税込価格)
内容
VHS方式 67分 カラー モノラル
紹介記事
朝日新聞’99/2/11記事へ

ビデオ「Challenged」内容紹介

プロップ・ステーションが福祉を変えた!

『チャレンジド』

アメリカでは、「神様に挑戦という運命をもたらされた人たち」という意味を込めて、障害者をこう呼んでいる。ケネディ大統領の造語である。

日本でも、関西のNPO・非営利団体が『チャレンジド』という言葉を広めつつある。

「障害者を納税者に!」を合言葉に7年前に発足した障害者の就労支援団体・プロップ・ステーションである。

プロップ・ステーションは、重度の心身症害児の母・竹中ナミさんの小さな草の根運動から生まれた。

竹中さんは、障害を持つ人は福祉施策の対象とされ、働くチャンスと方法を与えられず保護の必要な人たちと位置付けられてきたことに疑問を持っていた。それでは障害者の生きる誇りや意欲を奪っていることにならないかと。そして障害者の人たち自身が労働意欲を持ち、コンピューターが自分たちの大きな武器になると期待していることを知った。

プロップ・ステーションは即時に行動を開始。当時、健常者にさえ難解であったコンピューターの技術訓練のために、関西でセミナーを開催し、並行して関連企業に参加と協力を求めた。

この7年間、竹中さんは、彼らの学習と働ける環境を作るために邁進してきた。企業に日参して仕事を受注しながら理解を求め続け、チャレンジドたちも、それに応えるべく健常者の何倍もの努力をしてきた。そして今では、チャレンジドたちは高い技術を身につけ、プロとしての仕事を得、またセミナー講師を務めるほどになったのである。

「彼らは仕事をしたいと思っているし、その能力ももっている。手足の不自由さをコンピューターでカバーし、人としての誇りを持ってもらうことが目的です」と竹中さんは話す。チャレンジドたちは、プロップ・ステーションと出会い、人としての誇りと尊厳を取り戻している。

日本の産業界が目を向けはじめた

プロップ・ステーションを周囲から支える支援者として、日本を代表する大手企業や行政、学会から、それぞれが個人の資格で参加している。それは、今やムーブメントになりつつある。この団体に、なぜ人々はひきつけられ、魅了されているのだろうか?経済最優先の企業が、なぜ非営利組織を必要としているのか?

今、関西の灯と一隅から、新しい日本の未来が見えてくる。

今、はじめてデジタルが人の心に響く!

ここに登場する主人公(=チャレンジドたち)は、デジタル情報技術(パソコンやインターネット)が人間の生きることを助け、能力を高め可能性を拡げ、未来を拓き、何よりも誇りを取り戻すが可能であることを証明した。彼等の挑戦は、苦しく難しいがその周辺には喜びと楽しい笑いが満ちている。観終わると、だれもがこの難しい世の中に生きていくために大きな勇気と元気を与えられたことを強く感じる。

高齢者社会にも新しい道を

プロップ・ステーションは、新たに高齢者の雇用問題にも取り組みはじめた。この春に高齢者も対象としたセミナーを募集したところ、問い合わせの電話が殺到し、募集人員を大きく上回る申し込みがあった。

 多くの高齢者は、チャレンジドたちと同じようにハンディキャップを持っている。しかし、新しい技術を身につけ、社会に役立つ働きをしたいという意欲を持っている。その意味では、日本の中で女性もチャレンジドである。ナミねぇはそんな力を眠らせておくのは社会の大きな損失だと言う。みんなで少しずつ支える社会。高齢者社会を乗り切る切り札が、ここにあるのだ。

プロップ・ステーション代表 竹中ナミ


[通称]ナミねぇ

生まれつきであれ、事故や病気や加齢が原因であれ、全ての人は「障害を持つこと」に無関係で生きていくことはできません。

ケアが必要なときには適切なケアを、働く意欲のあるときには就労のチャンスが得られるという柔軟な社会システムを生み出すことこそが、今わたしたち一人一人に突きつけられた課題ではないかと思います。

ドキュメンタリー「Challenged」へのメッセージ

宮城県知事 浅野 史郎

目の見えないA君が、手の使えないB君がキーボードを操る。そのことで就労に結びつく。納税者に変身してく。人間の可能性はいくらでも広がることを眼前に示してくれる。可能性を広げるのはチャレンジドのチャレンジ精神であり、情報機器である。支える人の輪も欠かせない。小さな出発,大きな人の輪。

「チャレンジド」の意味が、「そのハンディキャップを跳ね返せ」と神様から試されている人というものであることに自然と納得がいく。哀れでかわいそうな障害者を救おうという感覚から、挑戦を支える人の輪に加わりたいという姿勢に変わっていく。この映画はそんなメッセージを発している。

高知県知事 橋本 大二郎

新しい世界に踏み出したチャレンジドたちの生き生きた姿が印象的です。チャレンジドたち、その支えとなるプロップ・ステーション、さらにそれを バックアップする企業。プロップの先進的な取り組みは、これからのNPOのあり方を私たちに教えてくれます。

第4回CJFで行われた 特別完成試写 上映後、寄せられた参加者の声

  • チャレンジドが初めて仕事をしたときの顔が素晴らしかった。
  • 「百聞は一見に如かず」とは、よく言ったもの。映画の明るいトーンも良かった。
  • チャレンジドの生の姿が映し出されていて、大変勇気を与えてくれる作品であった。もっと多くの方に見てもらいたい。
  • 「Challenged」という言葉も知らなかった私だが、映画の中での生き生きとした表情を見て、深い感銘を受けた。
  • プロップ・ステーションの活動を知ることが出来て良かった。
  • 素晴らしい映画であった。多くの方に見ていただきたいと思う。
  • 実生活の映像を見て、チャレンジドの皆さんの努力に感動させられた。
  • チャレンジドは何もできないのではなく、仕事をする環境を与えられていなかったのが分かった。
  • 映画は、今後、企業内教育で活用したい。
  • チャレンジド自身の努力と自己肯定の姿が映し出されていて、自分の励みになった。

スタッフ

企画
  • アジア映画制作機構
制作
  • アジア映画制作機構
  • フィールドワークスプロジェクト
ゼネラルプロデューサー
  • 鈴木 康策
企画プロデューサー
  • 川島 正英
  • 清水 洋三
制作プロデューサー
  • 武重 邦夫
  • 中川 邦彦
監督
  • 押田 興将
撮影
  • 松根 広隆
編集
  • 岡安 肇
製作担当
  • 佐藤 圭輔
スチール
  • 田中 良子
監修
  • 今村 昌平

登場するチャレンジドからのメッセージ

岡本 としみ

あっ変なおっちゃんがでている。よく見ると、これ、自分の顔。これがこのビデオを初めて見た時の感想。もうこんな歳になったんだなー。でもこの歳で、まだコンピュータが覚えられる、ぼつぼつ理解もできる。やろうとした時が旬。年なんて関係ない。今からでも遅くない。

このビデオをみて奮起し、何かにチャレンジしよう!。でも、私は、このビデオに若干不満があります。カレーづくりが、見た人の記憶に焼き付き、私のマウス操作が記憶に残らないからです。俺はカレー屋ではないゾー。当年50ンン歳

吉田 幾俊

もし、私がサブタイトルをつけるなら、『'98こんちわPC』だ。

関西人の乗りとパワーでチャレンジドのパソコンによる、就労拡大を進めている先進的団体「プロップ」の活動を追うからだが、私自身、登場しているのに、改めて仲間たちチャレンジドの日常、活躍ぶりを観ると「ワシも頑張なアカン!!」と不覚にも励まされてしまう。なにより、キーボードを肉体の限り器用に使いこなす姿は、やはり圧巻だろう。

テクノカラーの新世代障害者の日常生活や熱い想いに迫る内容は、きっと、多くの人々に「人間の可能性について」自問させるに違いない。 ちなみに、私のドキュメント部分は『極私的パソコン成り上がり・生き活きて、全身CG作家へ』という感じで、穴があったら入りたい程、格好良い紹介である。しかし、チャレンジドのドキュメンタリーにありがちな肩肘張った、一方的な思い込みがなく、全編、淡々と映像で語らせようとする熱意に溢れた姿勢には好感が持てる。さすが、今村昌平組で育った精鋭スタッフによる長期にわたる撮影の成果なのだろう。また、長編版の計画もあると漏れ聞くが、ぜひ、このビデオが広く世界の津々浦々へと行き渡り?早く「帰ってきたChallenged」が実現することを心より祈っている。

米島 実

私は、5才の時、脊髄性小児マヒ(ポリオ)になり61歳の今日まで松葉杖で生活をして来ました。つらい、悲しい、うれしいこと、皆さんと同じく沢山ありました。幸い理解ある家内に助けられ、染色の仕事を二人三脚でしてきました。(30年余り)しかしご存知の大きな社会変革、不況、得意先の倒産、私は強度のノイローゼになりました。私には過去に脳天を打ちぬかれたほどのショックをうけた二人の人物に、おあいしました。

一人は日本のヘレンケラー、といわれた、故、中村久子女史でした。両手両足切断いわゆるダルマさんでした。女史は私の目の前で口に筆をくわえ、 なせばなる、なさねばならぬ何事も、ならぬは、人のなさるなりけり。 と美しい文字で書いて下さいました。

二人目はパソコンを習得し仕事を始めようとしている、プロップ・ステーションの人たちでした。交通事故、脳卒中、校内事故、難病、難産、CP、と、いろんな障害を持った人達がチャレンジしている姿でした。またそれを無報酬で教えて下さっている、プロ・アマの人達の尊いお姿でした。障害者、高齢者、経営者、教育者、指導者、人生の暗闇に涙している人、このドキュメンタリー映画「チャレンジド」をご覧下さい。必ず、希望ある20世紀の日本を期待できることと、確信いたします。

米島 春美

ドアを開ければ、虹がみえた。
プロップ・ステーションに出会ったときの私の感想です。「障害も一つの個性」と言う言葉を耳にしたことがあります。とはいえ、世の中ハン ディを背負って生まれ、また、突然の悲運にみまわれ障害者となった人々も多く居られ又、人は老年になり差はあれ、心身共に衰え損なわれてゆきます。

私もハンディを持つ主人と共に歩み、私自身老年の入口に立ちそんな時今プロップ・ステーションと出会い、チャレンジドとそれを支えて下さる、ナミねえさん、鈴木さんを軸に社会で活躍されいる素晴らしいボランティアの先生方とチャレンジドの人達がパソコンを駆使して、潜在能力に花咲かせ力一杯、社会の一員として羽ばたいて生活されいる姿を目の当たりにして大きな感激を覚えました。幾度も涙の谷を渡り、人に言えない困難の山を越えられたでしょう。

尚、今もこのビデオはプロップ・ステーションのチャレンジドの人達の夢と希望の力強いメッセージです。今、私は老人のヘルパーをしていますが、接する老人の方で年を託って嘆かれる姿をみることがあります。でも老人もまだまだ夢を持ち新しい世界が広がる事をこのビデオを観て教えられました。 子供たちから老人の方、障害のある方、健常者の方、すべての人へきっと大きな励ましになることと思います。

山崎 博史・景子

この映画では、プロップ・ステーション(以下プロップ)の活動や関係者の事が紹介されています。私、山崎博史は19歳の時に交通事故で、首の骨を折り車椅子生活になりました。半年くらいして、車椅子に乗れるようになった時に 受傷した時から考えていた、死ぬ事というか、自殺を しようと試みましたが、できませんでした。
この時、自分の力で死ぬ事さえできない事を思い知らされました。2年半の入院を経て、退院しその日、その日を過ごすだけの生活が続きました。昔からの悪友は、私に良くしてくれたので何とか生きているかなという感じでした。

25歳の時、妻と知り合い28歳で結婚しました。結婚にはいろいろと問題がありましたが、何とか結婚できました。結婚する前から、仕事をしようと探したのですが、技術も資格もない私みたいな障害の状態では雇ってくれる所がなく、いろいろ探し、考えていた時に、たまたま聞いていたラジオからプロップの事を紹介していたので電話番号をすぐに書きとめて、電話をしました。これが私とプロップとの出会いです。プロップと出会ってから今までの事が、この映画で紹介されています。私の事に関しては、決して触れてはいけないような事も少し暴露しています。これ以上私の過去の事を知りたい方は、この映画がヒットして、続編が撮影できるように、ビデオを買って下さい。

妻から一言
意地悪で本(コンピューター)が高いと言って、買ってない訳ではありません。本当に高いので一言、言ってしまいます。結局必要なので買います。

杉本 睦子

初めてプロップの映画を作ろうという話があるときいたとき、その他大勢でも絶対でるのはやめようと思っていました。監督さんが私の妖精シリーズの絵を気にいられて、家のほうに出演依頼に来られたとき、いい方なので嫌だといえなくなってしまい承諾してしまいました。でも、撮影が進んでいくうちにだんだん事の重大さに気付いて、一度正式にお断りしました。それでも、説得されて出てもいいと思えるまで気長に待ってくださり、その他わがままばかりいっていたような気がします。今でもまだ他の方が出演されていたほうが、もっともっといい映画になっていたのではと心から思っています。

田中 一明

私は、学校を卒業してからこれまでというもの、就職をしておりませんでしたので、その面で社会というものを全然知りませんでした。そこで、仕事をしていく上での分からないこと に、橋口さんはその時々に丁寧なアドバイスを下さいました。感謝しています。

今回システム開発に参加させてもらい、社会の厳しさ、常識、みんなで一つの仕事をする楽しさやそのあとの充実感を味わうことができました。そして、会社業務やいろいろな関連知識を学ぶ、よい機会になりました。また、自分のやったことが認められたんだという、社会参加できた喜びでいっぱいになり、ほんの少し自信もつきました。これからも、勉強をしながら、もっとシステム開発に参加したいと思っています。

石田 京愛

「わたしたちを見て下さい。」

ドキュメンタリー「Challenged」。このビデオに私たちはありままの姿で出ています。笑いもすれば、怒り、そして泣きます。そう、私たちも一個の生物としてこの世に生を受け、一個の人間として育まれ、日々の生活を送っています。
このビデオは私たちの生きていることへの証です。この世に 生を受けたことへの人間としての「こだわり」です。

私自身は、4、5年前にプロップ・ステーションと出会って以来、勉強の連続で大変エキサイティングな人生を送れるようになりました。それまでの私は引っ込み思案で、視野も広くなく、思慮もない人間でした。プロップ・ステーションと出会い、徐々に変わっていく自分が「解かる」のが刺激的で、楽しくもありまた、少しばかり不安でもあります。これが「生きて」いることの確かな証であり、人間としての「こだわり」だと言えます。

私たちを見て下さい。私たちも生きています。 人間としての尊厳を護るために。

多島 敏史

プロップ・ステーションと出会うまで「Challenged」という言葉を聞いたことがありませんでした。以前は「障害者」と呼ばれる事や、自分の身体に障害があるという事に抵抗を感じる事がありましたが、「Challenged」という言葉には、”神から挑戦すべきことを与えられた人々”という意味があるのを知ると、何かに挑戦するためにこの身体を与えられたのなら、この身体に生まれてきた事もなかなか捨てたものではないなぁと思いました。私達の様に身体に障害を持っていると家にいる事が多く、人と接する時間も短かいし、人との接し方もなかなかうまくはいかないけれど、プロップ・ステーションのセミナーには様々な障害を持った人や、様々な知識を持ったボランティアの人達がいて、一生懸命取り組むChallenged のみんなを見ていると自分にとってすごく刺激を与えられると同時に勇気をもらう事ができました。

私達は働きたいと思っても、設備や通勤、体力の問題でなかなか企業に就職(社会に貢献)する事ができないけれど、プロップ・ステーションでは、働く意欲のあるChallenged には仕事をするチャンスを与えてくれ、社会進出の手助けをしてくれるのです。そして、働ける喜びを知ったChallengedは誰もがみんな生きがいが出来、自分が世間に認められた事が何より嬉しく、自分自身に誇りを持つ事が出来るといいます。

私達Challengedには、人の助けを借りないとどうしても出来ないことがありますが、いつの間にか助けてもらう事に慣れすぎて、それが当たり前という気持ちになりがちです。又、社会も Challengedには保護してあげなければいけないという考えが強いと思います。一人でも多くの Challenged が自分の出来る範囲で働く意欲を持ち、社会も保護するだけではなく Challenged にも仕事を出せれるようなシステムが出来たなら、プロップ・ステーションの目指す「Challengedを納税者に出来る日本」 が一日でもはやく来るのではと思います。

中村 弘子

映画であれ、文章であれ自分をさらけ出すのは抵抗があります。しかし、challenged に生まれたからには私達のことを理解してもらうことが、私に課せられた使命のように思います。

 映画「challenged」は、ありのままの私達を映し出してくれています。このような形で自分を表現できる機会を与えられたことに感謝します。challenged(神から挑戦する試練を与えられた人)この言葉にプレッシャーを感じることもありますが、この言葉に負けぬようにしたい考えています。

伊藤 和彦

プロップ・ステーションのドキュメンタリー映画「チャレンジド」(押田興将監督、今村昌平監修)が、ビデオテープになり販売されることになりました!
この映画(VTR)には、チャレンジド(障害者)がセミナーで教える側として活動する姿などパソコンを駆使し、いきいきと生活している姿が、いっぱいです。

私もインターネットを利用した講座でプログラムを大阪から遠く離れた新潟の小さな村から勉強させてもらい、会った事もない(E-MAILでは、頻繁に連絡しているのに・・・)遠く離れたチャレンジドと一緒に仕事を させてもらいました。こんな機会を作ってくれた、プロップに感謝しています。

 私は、もっとプロップの事を、チャレンジド本人やチャレンジドの家族、知人、友人に知ってもらい、私のような機会をチャレンジドが持てる一助にこの映画(VTR)がなってくれると思っています。それ以外の人にもチャレンジドへの理解の手助けになってくれると思います。
是非、ドキュメンタリー映画「チャレンジド」をご覧になってください。
そしてプロップのキャッチフレーズのように、「チャレンジドを納税者にできる日本」へ。

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