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日本経済新聞 2003年6月8日より転載

     
 
ラッキーウーマン
 
 
竹中 ナミ著
 
 

 

 著者は、障害を持つ人がコンピューターを活用する技能を身につけて自立することを促すボランティア組織を運営している。重度の脳障害を持つ長女が生まれてから、自立支援の組織を立ち上げ、障害者、女性、高齢者が能力を発揮できる社会を目指す法案づくりに動き出すまでの半生を振り返る。高齢化社会の福祉政策のあり方を問い直す内容になっているが、ユーモアを交えた語り口で読みやすい。(飛鳥新社・1,300円)