2000.08.30(1日目)
「チャレンジド制作 CD−ROM紹介」

竹中 ナミ:プロップ・ステーション理事長
吉田 幾俊:プロップ・ステーション バーチャル工房 メンバー
貝本 充広:プロップ・ステーション バーチャル工房 メンバー
手嶋 雅夫:マクロメディア(株)社長


竹中 ナミ、バーチャル工房 吉田 幾俊

竹中 ナミ(左)、
バーチャル工房
 吉田 幾俊(右)

竹中 ナミ:それでは、ただいまより、、って堅苦しくなることはないのですが、プロップ・ステーションは、“チャレンジド界の吉本興業”とか言われていて、笑いをとることが至上命令になってるので、判ってるよね。表情が堅いよ皆さん。大丈夫?!

 ということで、プロップのメンバーの中で、バーチャル工房というグラフィックを勉強したグループがはじめてオリジナルCD−ROMを作った、その単なる宣伝ですが、出口で1枚でも買ってかえっていただけたら嬉しいですね。私から言っても面白くないので、自己紹介を一言ずつ。

吉田 幾俊:ハロー・エブリバディ!! グレーティスト・アーティスト、イクトシ・ヨシダです。CGを4年くらい学んで、おかげで作品を発表させていただきます。よろしくお願いします。

竹中:ありがとうございます。こっちは“グレートアーティスト”で、こっちは8年勉強してたって、、真面目さが際だっていますよね。

 では、次。なんや、その金髪というか茶髪は! 私より目立つやん。かっこいいと思う人、拍手して。無理にしなくてもいいよ。世間の遠慮というもんや。はいどうぞ。

貝本 充広:緊張してますんで、三段落ちはできませんが。まだ短いんで勉強中です。貝本です。

竹中:もうええの? 緊張してるからな。

 で、その横に立っているのが、マクロメディアの社長・手嶋雅夫さんです。実は足にキラキラ光るレッグなんとか。足の爪にマニキュアしてやんの。こういう人が社長になる時代、怖いですねぇ(笑)。今回のCD−ROM制作では、NTT東日本、NTT北海道とともにマクロメディアの協力をいただきました。一言だけぜひ。

マクロメディア(株)社長 手嶋 雅夫さん
マクロメディア(株)社長
手嶋 雅夫さん(右)

手嶋 雅夫:これが、そのCD−ROMです。うちのソフトを勉強してもらって、最終的に商用に堪えるものを作るのが、サポートの目的でした。今回初めて、こういうパブリックにリリースされるものが出たんで、僕たちは非常に嬉しく思っています。

 かなり大変なプロジェクトだったと思います。その中で、今まで自分たちが気付かなかった能力が出てたんじゃないかと思います。一つ感じたのは、たとえば、手が不自由でも何が不自由でも、プロデュースの能力は健常者と変わらないので、こういう新しい時代に対応したものにおいては競争力があるなと思いました。

 ちなみに、さっき「レッグなんとか」とおっしゃったのは、「アンクレット」と呼ばれるものです。以後お見知り置きを(笑)。

竹中:アンクレットですね。失礼しました(笑)。

 では、CD−ROMのさわりを見ていただきます。タイトルは『おもいおもいのe−レター』。ホームページ形式にして、思いを込めて送ろうということで、こういう名前をつけました。

 

 (『おもいおもいのe−レター』デモンストレーション)

 こういう風にドラマが続くんですね。宇宙から来た電脳君がホームページを作るというドラマです。それでは時間も限られているので、一言ずつこれを製作する中で苦労したことをお話しください。

プロップバーチャル工房のメンバー

プロップ・バーチャル工房のメンバー

吉田:制作の中心になったのは、IT。パソコン通信を使って、ストーリーや構成を考えました。最初、「中年のおじさんがパソコンを学ぶという話にしたい」と言いましたら、「そんな鬱陶しいのはボツだ」となりました。マクロメディアのソフトもちょっとだけ使いました。

貝本:自尊心は自分で持つもの。人から与えられるものではないと思います。「自尊心が強い」というと、どちらかというとマイナスみたいな感じでしたが、自尊心自体は必要なものです。僕がこのCD−ROMの製作を手伝わせてもらっている課程でそうであったように、このCD−ROMが、使ってくれる人の自尊心の芽生えを手伝えればいいと思います。ぜひ買ってください。

竹中:プロップのチャレンジドのメンバーは、マクロメディアの『ドリームウィーバー』とか『フラッシュ』を使わせてもらっていて、その勉強も支援していただいています。これからも、どうぞよろしくお願いします。このコーナーは、これで終わりたいと思います。会場出口でぜひCD−ROMをお手に取ってください。


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