さて世の中には、おれはMac派だ、わたしはWin派よ、と違いを理解しているか、趣味のはっきりしている人がいる一方で、どっちも聞いたことはあるがどう違うかよくわからない、あるいは違い以前にパソコンといえば Windows 95の載ったテレビ付き箱形機械しか思い浮かばないという人もいらっしゃいます。ふつうは後者にあてはまるでしょう。しかしながら、Windows なんて聞いたこともない、パソコンとMacとどう違うの、という人はまずいらっしゃいません。そうです。Winセミナーにはさまざまな方がいらっしゃるのに対し、Macセミナーの受講生の特徴は、 Windows というものの存在を知りながら、Macを選択して受講を決めた(か、あてずっぽうで選んだ)人に限られます。つまり、始めから目的意識がはっきりしていたり、批評眼をお持ちだったりするケースが多いのです。
そういう理由からでしょうか、セミナーはおのずから目標に向かうという意思を共有し、当初から一体感が醸成されます。講師も事情は同じですから、セミナーに集う人たちは効果的に切磋琢磨し、否が応でも理解は深まり、技能は高まります。よくわかっていなかった人も朱に交われば式に知らぬ間にいっちょまえのパソコンつかいになってしまっています。
並みいるボランティア講師陣は、パソコンOS=MacOSしか思い浮かばない人、Macで口に糊する人、Macだけをとやかく言う人、Macが自分の一部の人など、知識人の鑑のような人で多くを占められています(複数回答)。もちろん参集するボランティアは健全な常識を持った立派な社会人ですのでご安心を。(言い訳するところが怪しいか。)
会場は、今期から大阪YMCA専門学校に一室を提供していただき、ひとりで1台のマシンを思う存分操作することができます。もちろん全体はネットワークケーブルで結ばれ、いくつかのLANが可能です。またMac4〜6台に1台の割合でスキャナやカラープリンタを使うことができます。ときにはYMCAの学生さんも参加され、交流の機会も得ることもあります。