作成日 1996年9月17日

「Internet と Challeged」

 ども。ふもと@IIJ です。仕事柄 Internet とベッタリの生活をしているということで、原稿依頼を受けました。
 テレビや新聞等で「いんたーねっと」なる言葉が飛び交ってはいますが、どうも表面的で「本当に便利なモノなのか」といった内容に触れられないと思います。
 今回は実際に、私が Internet を利用して得た福祉関係ホームページの一部と検索方法等を紹介したいと思います。

●まずは、Internet で検索できた、福祉関係に関するページ紹介から。
 車椅子の貸出情報や、手話の出来る販売員数など、百貨店毎に紹介しています。ちなみに、手話の出来る飯場員員数は、うめだ阪急47名。次点は、近鉄百貨店阿倍野本店31名だそうです。  車椅子利用者の為の情報ページ。赤坂ミュージカル劇場が車椅子で利用できると紹介しています。
 ちなみに大阪のMBS劇場も車椅子で利用できます。:)
 両劇場とも、劇団四季がプロデュースをしています。  コンピュータ用語を手話で表現するのは、大変難しい事だと思います。ある程度広まった表現であればよいのですが、元々造語が多い用語だけに表現方法は難しいのでしょう。また、地域格差も大きくなりがちだと思います。しかしホームページ等の紹介により広く認知される様になれば、こういった問題も少なくなるのでしょうか。
#中国語も同様にコンピュータ用語の漢字化で大変だそうです。
富士銀行の「手話ワンポイントレッスンコーナー」
 http://www.fujibank.co.jp/jis/fb/syuwa.html
 出来た時から全く更新されていないし、例題も9つと少ないけど、イラストを用いた大変わかりやすいページです。

 まだ、手話表現を沢山紹介している日本語のページは見つかりませんでした。でも、日本全国の手話サークルのページは沢山あがっていますので、近い将来には、沢山あがっている事でしょう。  手話、点字、その他のコミュニケーションに関する情報交換等を行っている Mailing List の紹介です。

●どうやって探すの……

 これまで紹介してきたホームページの見付けた方法を紹介します。
 例えば、「deaf&japan」で14項目の見つかります。  上記の検索で見つかった項目の1つに北陸先端科学技術大学院大学の徳田さんの「聴覚障害情報提供施設JAIST支部」のページ
 http://galaga.jaist.ac.jp:8000/~tokuda/deaf/www-server.html
 があり、関連ページのリンク情報が載せられています。

 こうして、世界中に散らばる情報を検索できるのが、Internet の利点の1つです。



麓 巖(Fumoto, Iwao)
 (株)インターネットイニシアティブ勤務。
 10年以上ソフトウェアを学業&生業としていたが、現在はインターネットの運用サポートを生業としている。インターネットとの出会いは、6年前。天井が抜けて空が広がった様な印象を受け、いまでは、活動時間の8割に、インターネットを利用している。

私の見つけたサイト募集!
FLANKERでは、読者の皆さんがWWWで見つけた福祉に関するサイトの情報を募集しています。素敵なサイトがあったら、ぜひ紹介してください。


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