CCPの取り組みの最初のステップとなる、自治体と障害者福祉施設の方々向けの説明会は、これまでもさまざまな地方で行われてきましたが、2005年8月の「チャレンジド・ジャパン・フォーラム」での出会いがきっかけで、同年11月19日、えひめ障害者就業・生活支援センターの主催によりCCPの説明会が愛媛県松山市で開催されました。これは同センターの『障害者就業支援者研修事業』の一環として開催され、『障害者の働く場と働き方を考える』と題して、約100以上の小規模作業所、授産施設の方々が集まり、行政、そしてフェリシモのCCPの取り組みについての説明に、熱心に耳を傾けられました。
奈良市で第10回目「まほろば・楽市・楽座」が開催されました。「まほろば・楽市・楽座」は全国の障害のある人たちがつくった“すぐれもの”アート&クラフトを展示販売するイベントです。1996年から毎春奈良町界隈で開催されてきました。
その一環として11月5日、講演会とパネルディスカッションで構成される研究集会「楽座」が開催され、その中で、フェリシモと2つのアトリエの代表の方が講演し、CCPの主旨についての説明や、現状を紹介しながら公開討論を行いました。会場には多くの作業所や福祉施設の方が出席され、積極的に質問をするなど強い関心を示されていました。
開催概要は、主催者のホームページをご覧ください。
http://popo.or.jp/mahoroba10.html
“みんなが誰かのサンタクロースになれる”を合い言葉に、ファッション雑貨から職人メイドのアイテムなど、ラインナップしたクリスマスカタログ『Santa Book 2005』が発刊。「アトリエメイド」の商品12点が掲載されました。革にハンドペイントをほどこした財布が大ヒットするなど、人気商品が多数生まれました。
社会貢献とLOHAS(健康で持続可能なライフスタイル)的な生活提案を行うカタログ『sorae[空へ]』が創刊、「アトリエメイド」の商品が集約されて、20点が掲載されました。うち16点が新作です。意欲的なアトリエがたくさんCCPに参加されるようになり、また、それぞれ仕事の腕も熟練されるようになって、アイテムの幅や供給能力が向上して来た結果だと言えるでしょう。『sorae[空へ]』はインターネットでも展開しており、掲載商品はすべてオンラインショッピングで手に入れることができるようになりました。
詳しくはホームページで。
http://www.felissimo.co.jp/sorae/
ITを活用して「チャレンジド(障害を持つ人)を納税者にできる日本」をキーワードに活動を続けてきたプロップ・ステーションのミッションと実践を、世界各国と連携して一層深めるとともに、阪神淡路大震災から10年目の今年を「すべての人が持てる力を発揮し、支え合って構築するユニバーサル社会」元年と位置づけ、国内外から政府関係者、自治体関係者、ユニバーサル社会の実践家、企業、団体等の関係者が一堂に会し、「ユニバーサルの風を、兵庫・神戸から世界に向けて発信する」ための、フォーラムやデスカッション「チャレンジド・ジャパン・フォーラム2005」が開催されました。
そこでプロップ・ステーションとフェリシモの取り組み、CCPが紹介されました。
プロジェクトのビデオ上映と、このプロジェクトに関わってきたフェリシモ担当者と、アトリエの代表者を交えてパネルディスカッションを通して、企業がこのプロジェクトを事業として行なう意義や、これまでの成果、今後の課題などを発表しました。
詳しくはホームページで。
http://www.prop.or.jp/cjf2005/
震災10年を機に、フェリシモが神戸で活躍するさまざまなショップや人とコラボレーションして、神戸の街の元気を発信するカタログ『神戸カタログ』に、CCPの商品が4点掲載されました。うち3点はアーティストのレーヴ ドレさんとコラボレーションした、さをり織りを使ったバッグなどの雑貨、1点はチャレンジドの人々と健常者が共に働く三木市のパン工房「まほろば」さんのパンセット。ショッピングを通してボランティアをするというスタイルを気負いなく形にしたこの『神戸カタログ』の中で、いずれも作った人の手のぬくもりや心のあたたかさが伝わる商品として、人気を博したこれらの商品。これからのCCPの進むべき方向性が見えたような気がしたカタログでした。
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