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女性自身 2007年3月27日より転載 |
大平光代さん ( 41) |
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「ダウン症の娘(悠(はるか)ちゃん)は |
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"母の覚悟" 命がけで産んだ |
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『だから、あなたも生きぬいて』の"元極妻"弁護士、昨年9月、40歳で赤ちゃんを |
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6年前に本誌で"子育て相談"のページ連載していた大平光代さんが、母となった今、再び私たちに「真実の言葉」を伝えてくれる。生きている限り、どんな人間でも、「生き直す」ことができるということを−−−。 |
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「悠(はるか)ちゃん、お腹(なか)すいたなぁ。さあ、ミルクの時間やでぇ」
思わず、大きくうなずいていた。ダメでも褒めて頑張る、それが大事−−−。 |
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昨年2月、先輩弁護士と結婚 |
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中2のときのいじめを苦に武庫川の河川敷で割腹自殺未遂。その後、非行の道に入り、16歳で暴力団組長と結婚して極道の妻に。このとき、背中に観音様と蛇の刺青も入れていた。そして19歳で最初の出産。そんな彼女に転機が訪れたのは22歳のとき。のちに義父となる故・大平浩三郎氏との出会いで立ち直りのきっかけを得る。
本誌連載をまとめた「あなたはひとりじゃない」、自らの半生を綴(つづ)った「だから、あなたも生きぬいて」というベストセラーを世に送り、平成15年には大阪市助役に抜擢(ばってき)される。 |
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ゆっくりと育つというから「悠」 |
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しかし、妊娠中、母体に大きな子宮筋腫(きんしゅ)があることが発覚した。 |
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今日生きていることの喜びを |
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「ダウン症では、先天的に心臓病であるケースが多いそうで、それは半数にも及ぶと。悠もそうでした。エコー検査で7mmと思っていた穴は、してみると2cmの大きさでした」 |
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