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フジサンケイ ビジネスアイ 2005年11月21日より転載

  テイクオフ神戸空港  
 
神戸のモデル 世界へ発信
 
 
「神戸空港のユニバーサルな発展を願う市民の会」
 
 
竹中 ナミさんに聞く
 

テイクオフ神戸空港 今年5月に神戸市で発足した「神戸空港のユニバーサルな発展を願う市民の会」。呼びかけ人の一人である社会福祉法人プロップ・ステーション(神戸市東灘区)の竹中ナミ理事長(57)に活動方針などを聞いた。

−会のねらいは

 「神戸空港を世界一ユニバーサルな空港にしたい。そのために私たち一般市民がもっと努力し、ハード・ソフト両面で、最新の技術の導入や諸制度の改革も視野に入れて行動を起こそう。それがねらいです。人々が支え合って阪神淡路大震災を乗り越えた神戸にとって、ユニバーサルな社会の実現は使命だと考えています」

−活動内容を

 「ユニバーサルな空港の実現には、高齢者や障害者サイドにたった視点が大切です。空港へのアクセスの問題から、ターミナルビルの誘導設備やトイレの問題など、具体的な内容を提案しています。空港のデザインについても議論しています。会の代表は置かず、今後、広く一般市民にも参加してもらおうと考えています」

−神戸空港への思いを

 「空路のユニバーサル化をぜひ神戸からスタートさせたい。神戸空港をそのモデル空港にし、ここから全国の、そして世界の空港に広げていきたいと思っています。神戸=ユニバーサル都市。その象徴にしたい。開港後もいろいろなアイデアを出して活動を展開していきます」

(佐久間久信)

竹中ナミの写真

 




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