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NEW MEDIA 2004年12月号より転載

 

 
 

日本のWebをアクセシブルに!

 
 

「アックゼロヨン」スタート

 
 

 

質問をするチャレンジドの写真
来場者の働くチャレンジドからどんどん質問が
会場の写真

 「Ac+C'04」(アックゼロヨン)という催しが、去る9月16日からスタートした。今後1年間、日本のWebをアクセシブルかつクリエイティブにするための活動を展開する。

 目玉企画は、「アックゼロヨン・アクセシビリティアワード」。アクセシビリティに対して積極的な取り組みを行っているWebサイトを募集して紹介した後、審査で選ばれた優秀なサイトに、総務大臣賞、経済産業大臣賞、厚生労働大臣賞などの各賞が贈られる予定となっている。

 運営するのは、チャレンジド(障害を持つ人)のIT活用による自立を支援する社会福祉法人プロップステーションや企業のWebビジネスを支援するアンカーテクノロジー社などを組織した実行委員会。これを、総務、経産、厚労の3省や全国自治会などが後援する。

 9月16日に東京・五反田で開催されたキックオフ・イベントには、Webクリエーターや行政、企業、NPOのWebマスターなど、Webアクセシビリティに関心を持つ人々が多数来場した。

 当初講演予定の麻生太郎総務大臣と野田聖子衆議院議員は、ビデオ出演となったが、麻生氏は「U-Japan」構想提唱者の立場から、野田氏は与党ユニバーサル社会形成促進プロジェクトチーム座長の立場から、それぞれWebアクセシビリティの重要性を訴えた。

 浜四津敏子参議院議員と竹中ナミ・プロップステーション理事長の対談や、3省担当官らのセッションなどを経て、最後のパネルディスカッションでは、Webアクセシビリティの第一線で活躍するクリエーターらが登場。ガイドライン、JIS化の問題点、企業サイトへの導入の要点など、リアルでホットな知見をぶつけ合った。

■アックゼロヨン http://www.acc04.jp/index.html




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