神戸新聞 2004年11月23日号より転載

 

 
 

尾辻厚労相が福祉法人視察

 
 

IT在宅勤務の障害者らと対話

 
 

 

尾辻厚労相のあいさつの写真
作業所の人たちを励ます尾辻厚労相(右端)=神戸市東灘区向洋町中6

 尾辻秀久厚労相が22日、神戸市東灘区の社会福祉法人「プロップ・ステーション」(竹中ナミ理事長)を視察した。パソコンテレビ会議システムを使い、在宅勤務するスタッフの障害者と対話するなど現場を体験した。

 同法人は「チャレンジド(障害者)を納税者に」をスローガンに、IT(情報技術)を活用した障害者への就労支援に取り組んでいる。

 パソコンテレビで厚労相と話し合ったのは、滋賀や仙台などに住む重度障害者4人で、養護学校の教材作りなどに取り組む状況について説明を受けた。作業所対象の年賀状作成セミナーも見て回り、手が不自由の講師が足の指でキーボードを打って教える姿に見入った。

 厚労相は「びっくりすることばかりだった。科学技術を使うことが障害者就労につながることを実感できた」と話した。




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