「神からの試練、チャンスを与えられた人々」という前向きな意味を込めて、15年ほど前からアメリカで障害者のことを「チャレンジド」と呼ぶようになった。
重度の心身障害の娘を持つ“ナミねえ”こと竹中ナミさん(55)=写真右=は91年、障害者の就労を支援する社会福祉法人「プロップステーション」を設立した。障害者向けのパソコン講習を始め、これまで1000人が受講。パソコンを使って在宅勤務を希望する障害者は増える一方だが、企業に障害者雇用を義務付ける現行の障害者雇用促進法はあくまで通勤が大前提だ。
ナミさんは、厚生労働省のオブザーバーになり、与党3党の女性議員たちと共に新しい法律を作るために奔走している。
番組では、ナミねえの活動に密着。多くの「チャレンジド」の姿を通して、障害者の誇りと自立について考える。

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