読売新聞 2003年7月26日より転載

     
 
高速通信利用し地図作製
 
 
障害者ら自宅のパソコンで
 
 

 


 ブロードバンド(高速大容量通信)を利用し、障害者らが在宅でもパソコン端末で地図作製の仕事ができる「デジタル地図仮想工場」システムが開設され、神戸市東灘区の社会福祉法人「プロップステーション」で記念式が行われた。

 NTT西日本の子会社、NTTネオイト(大阪市)が熊本市にデジタル地図センターを設け、プロップステーションと光ファイバー回線で結んだ。神戸や熊本の障害者約20人が自宅などで作業にあたる。

 式には、井戸知事や神戸市の菅原英夫助役ら約60人が出席。システムを起動させ、障害者が地図作製や修正に取り組む様子が大型スクリーンに映し出された。

 

システムの開設で、自宅のパソコン端末でも地図作製ができるようになった(神戸市東灘区で)