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企業市民 第2号より転載 |
企業とのパートナーシップを求めて
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環境市民基金設立準備会 |
本 育生 |
アムネスティ・インターナショナル 日本支部大阪事務所代表 |
栗野 真造 |
プロップ・ステーション設立準備委員会代表 |
竹中 ナミ |
大阪ボランティア協会事務局長 |
早瀬 昇(司会) |
環境破壊や資源問題、障害者雇用促進など早急に解決すべき多数の課題を抱え、いま、NPOの活動がますます重要になってきた。企業とNPOとのパートナーシップを真剣に模索していくのは、まさに時代が要請するテーマと言っていい。そこで今回、さまざまな分野でNPO活動に取り組む四氏に、NPOの現状と課題、将来の展望や企業への要望などを伺った。 |
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環境問題を解決していくには、社会や経済のシステムを変えねばならない |
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行政や企業と力を合わせて、市民運動の社会性を高めていく必要がある |
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NPOにも、企業を説得するロジックやテクニックが必要 |
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企業とNPOには、「自由に動ける」という共通点がある |
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パソコンを活用し、身障者雇用促進に取り組む 『プロップ・ステーション設立準備委員会』 身障者と健常者が、ともに働ける環境づくりを! |
たとえばわが国の身障者雇用は、法定雇用率1.6%。しかしそれを達成している企業は全体の6割に満たず、わが国の身障者雇用はまだまだ…といった感は否めない。原因は、企業の認識不足や行政の援助制度の不十分さなど様々だが、こうした状況を打破すべく、障害者が中心となったボランティア団体『プロップ・ステーション設立準備委員会(略称プロップ)』が設立された。 当初、西宮で活動を開始していたが、企業とのパートナーシップをさらに深めようと、さきごろ大阪市へ移転。大阪ボランティア協会内に本拠地を置き、本格的な活動を開始した。 今年4月には機関誌『FLANKER』を創刊。同誌は障害者対象の就労意識に関するアンケート結果の大特集をはじめ、「障害者の雇用の促進等に関する法律」「障害者の職業関係機関・施設の紹介記事」や、プロップのメンバーがパソコン通信を通じて知り合ったということから「パソコン通信の面白さの秘密」を紹介するなど、従来の障害者関連情報誌にはないユニークかつ豊富な編集メニューで構成されている。 代表の竹中ナミ氏は、「リハビリ工学のめざましい進歩によって、障害の程度によるハンディの差は徐々に縮められつつあり、重度障害者も最先端技術の手助けで就労の可能性が大きく開かれてきました。こうしたなかで、今まで主に福祉施策の対象でしかなかった重度障害者も多くは、社会参加・貢献への熱い想いを持ち始めています」と語っている。 なおプロップでは『FLANKER』の購読会員を募集中。身障者の方だけではなく、パソコンに興味のある方、身障者就労に関心のある方は、ぜひ下記までお問い合わせを。協賛広告も受付中! プロップ・ステーション設立準備委員会 〒530 大阪市北区同心1−5−27 (社) 大阪ボランティア協会内 TEL/FAX(06)881−0041 |