はい、あんまり良い趣味をお持ちとはいえないお方からの お手紙ありがとうございます。 さっそく幸せについての新説を 発表してまいりたいと思います。 幸せの反対の状態から考えてみましょう。 幸せの反対の状態、それは「不安」と「恐怖」です。 まず「恐怖」から。 恐怖」、それは対象があっての反応です。 強盗に襲われたとか、 工事現場からコンクリートが落ちてきたとかの場合ですね。 それではお次は「不安」です。 「不安」はハッキリした原因はありません。 対象のない恐怖、これが「不安」ですね。 そして、それは何か漠然として 気味の悪い心的状態であります。 では、ここからは幸せについてです。 恐怖」の反対の状態、 つまり対象のある幸せとはなんでしょうか? 宝くじが当たった、頑張った仕事が上司に認められた、 子どもが大学に合格した・・ などの場合がこれで原因のはっきりした幸せのことを、 私は「やったー!の幸せ」と呼びたいと思います。 |
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例をあげてみましょうか? 朝、台所でとんとんとんと大根を切るお母さん。 炊き立てのごはんとおみおつけと 卵焼きの 朝御飯を家族で食べる。 「おいしいねー、お母さんの作る朝御飯!」 にっこり微笑みあう顔と顔。 この時は「ほのぼのの幸せ」 手作りのお弁当を家族構成員に一つづつ手渡し、 「いってらっしゃーい!」 |