下の娘の赤ちゃん時代、 夫は外資系の会社のシンガポール・デザイン室のデザイナーだったので、 月の半分は海外でした。 そんなおり、夫が娘のお誕生日のプレゼントにとシンガポールからかわいらしい お人形を買って来たのです。 「なんて名前にする?」と訪ねる私に娘はソッコーで「かいしゃ」と。 その心はお父さんが会社に行って買ってきた人形だから。 そんな名前、おかしくない?といっても がんこに娘は「かいしゃ」というネーミングにこだわり、ゆずりませんでした。
こうして娘と「かいしゃ」のハネムーン時代が始まり、ずっと続きました。 「かいしゃ」は娘のベビー服のお下がりを着て、娘の行くところ、どこにでもお供しました。