中村弘子さんは脳性マヒによる重い言語障害と両手の障害がありますが、熱心にコンピュータを学び、シンポジウム「GATSUNN!!」'99夢はもう現実だ!! では企画スタッフとして「オープニング・ムービー」の「音楽」を担当しました。シンポジウムで発表された彼女のこのエッセーは、参加者に静かな感動を与えました。ぜひお読み下さい。 |
ちょうど2年前Macセミナーを見学した際、年賀状制作をされていました。 2年目に入り、突然アート展の作品を制作することになり、まだまだパソコンを使いこなせない状態の私は戸惑いました。先の見えない、手探りの状態でのスタートでした。9ヵ月間でボランティアの先生方のご指導を得て、無事数点の作品を完成させることが出来ました。 アート展の作品が完成し、一息ついた処に関西電力からのお話を頂きました。時間的余裕がなかった事、テーマが設定されていた事、何より「仕事」である事のプレッシャーがのし掛かってきました。半年前新しいパソコンを購入する際に「仕事をするようになればMOが必要」との助言を先生から頂きましたが、その時は仕事が出来ることが信じられなかったため、MOの購入を見合わせました。 半年前に考えられなかった事が現実に起きているとは、まるで夢のようです。良いスタッフ、良い仲間に恵まれたことを幸運に思います。そして何より、ご自身の仕事を終えて私達のために駆けつけて下さるボランティアの先生方に感謝致します。 皆様のお力添えをよろしくお願い致します。 |
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