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 2003年11月19日 CCP説明会の会場で配付された資料です。

 

 

 
 

チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト(CCP)

 

第2弾 和歌山プロジェクト 発進!!

 

 

 

 

〜福祉就労の場を本当の働く場にしよう!〜

チャレンジドは「挑戦という使命や課題、あるいはチャンスを与えられた人」を表す言葉です。このプロジェクトでは、障害者としてではなく、限りない可能性を秘めた人たちとして、新しい価値を共に創造していきます。

チャリティからビジネスへ
新たなステップを目指す
アトリエを募集します。

多くの障害福祉関係者にとって、小規模作業所・授産施設など「福祉就労」といわれる場を「本当の働く場」にしていくことは長年の課題でした。私たちは産民官の連携によってこの課題に挑戦する「チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト」を発足し、このプロジェクトの主旨に賛同する小規模作業所・授産施設を募集しています。

参加を希望される小規模作業所・授産施設の製品や企画力をプロの目で厳選し、「プロの知識・技術」を加味したうえで「販路」を確保していきます。この目的を達成するため、全国に多くの顧客を持つ通販専門企業である株式会社フェリシモがプロジェクトに参加しています。

この「チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト」では、全国の小規模作業所・授産施設などで作られる製品を、品質やデザイン面でさらなる向上を図った上で、市場に流通できるような生産体制を検討し、カタログやインターネットでの販売を行ないます。

私たちは「チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト」に参加する小規模作業所・授産施設などを“アトリエ”と呼び、一般メーカーあるいは工場と同等の視点で市場の可能性を見出し、より多くの優良な生産者を生み出していくために不可欠な存在として期待しています。

それぞれの“アトリエ”の特性と発想から生まれた商品に、ユニバーサルデザインの視点をより明確に付加し、斬新な製品開発の体制をとっていくことによって、単独の小規模作業所・授産施設では為し得なかった販路拡充を図って行きたいと考えています。

今回は、和歌山県において「チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト」の募集をすることになりました。多くの小規模作業所・授産施設のご応募をお待ちしています!

 

和歌山県
社会福祉法人 プロップ・ステーション
株式会社 フェリシモ
和歌山県社会就労センター協議会では、和歌山県から委託を受け、「チャレンジド製品販売等支援事業」に取り組んでいます。この事業は、障害者の授産施設、小規模作業所で働く障害者の賃金5万円を目標にして、経営指針作成のセミナー、パン作り、さをり織り、木工作業などの研修会、商品のデザインの研修会、共同受注での大量生産などに取り組んでいます。こうしたなか、兵庫県で先行するCCP〜チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクトへの参加は、私たちへの素晴らしいチャンスとして期待します。そして、そのチャンスは、製品作りの企画という創造の場とほんもののビジネスを学ぶ場であり、また、私たちの力、やる気が試される厳しい試練ともなるでしょう。社会福祉法人プロップ・ステーション、株式会社フェリシモのご協力により、CCPへの参画が実現できましたことに心より感謝申し上げます。また、障害者支援の産民官の合同プロジェクト構想でCCPへの参画にご尽力いただいた和歌山県行政にも心より感謝いたします。
和歌山県社会就労センター協議会 会長 宮本 久美子

 

チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクトへの積極的な参加を!

和歌山県知事 木村 良樹
障害のある人もない人も、地域でいきいきと暮らすことの出来る共生社会の実現に向けた取組を進めるには、働く場の確保はもとよりその充実が是非とも必要です。
このため本県では、昨年度から授産施設等活性化事業を通じて、授産施設や作業所における経営感覚の醸成などの機会を提供してまいりました。
この度、社会福祉法人プロップ・ステーション並びに株式会社フェリシモの御協力により、チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクトへの参画の機会を得られましたことは、「福祉的就労の場を本当の働く場にしよう」というチャレンジドの自立に向けたまたとないチャンスであり、また授産施設や作業所で働く職員の皆様方の志気をさらに高めるものと期待しております。
ぜひ、多くの授産施設や作業所が積極的に参画され、この産民官の連携を通して、すばらしい商品が作り出されることを心から祈っております。

株式会社フェリシモ 代表取締役社長 矢崎 和彦
フェリシモは生活や人生をしあわせにするためのオリジナル開発商品をカタログを通じて全国のお客さまに販売している会社です。取扱い商品は多岐に渡っていますが、単に売れるという理由だけで商品を開発してきたことは在りません。私たちの提案する商品はスタッフ一人一人の大好きを形にしたものですし、哲学を形にしたものでも在ります。そんな私たちが、今回ご縁あってある取組を始めようとしています。和歌山県やプロップ・ステーションとご一緒に実施しようと計画している事業が「チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト」です。これはチャレンジドの方々の手によって創り出された温かく優しい商品をフェリシモのチャンネルを通じて販売させていただこうというものです。今日までフェリシモの商品のほとんどは日本や世界各地のメーカーやアーティストの方々とのコラボレーションによって誕生してきました。その輪の中に是非加わっていただきたいのです。ご一緒にできること、たくさん在りそうな予感がしています。

社会福祉法人プロップ・ステーション 理事長 竹中 ナミ(ナミねぇ)
プロップ・ステーションは、ITを活用してチャレンジド(障害を持つ人)の自立と社会参画、とりわけ就労の促進を図ることを目的に12年間活動を続けてきましたが、チャレンジドの多様な働き方を広めるためには、NPOの活動だけでなく、産官民の幅広い分野の連携が必要です。特に「福祉就労」の場を「本当の働く場」に変えていくことは多くの関係者の願いでもありました。この願いを実現すべく、和歌山県のご協力を戴くとともに、多くのクリエーターやアーティストを擁し、日本全国に多くのお客さまのいるフェリシモの参画を得て「チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト」を開始できることは大変喜ばしくまた心強いことです。このプロジェクトへの参画は決して強制ではありません。志を同じくする人や組織が、自分たちで「モデルケース」を生み出す心意気で進めて行きたいと思っています。私たちの踏み出した一歩が、全国の福祉就労の場を「働く場」に変えて行けるよう、多くの皆さんのご参画を心から願っています。

チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト事務局

 ●お問い合わせ
  プロップ・ステーション CCP事務局
   TEL:078-845-2263 FAX:078-845-2918  E-mail:ccp@prop.or.jp
 ●WEBサイト(ホームページ)
   http://www.prop.or.jp/CCP/

 

すべての人が持てる力を発揮できるユニバーサル社会を目指して。
チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクトがはじまりました。

チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト(CCP)は、社会福祉法人プロップ・ステーションと株式会社フェリシモが、兵庫県、神戸市と共に神戸・兵庫からスタートさせたプロジェクト。チャレンジドの方々の自立と社会参加を通じて、すべての人が持てる力を発揮できるユニバーサル社会を実現させるのが目的です。

チャレンジドという言葉をご存知でしょうか?「挑戦という使命やチャンスを与えられた人」という意味で、CCPでは、「社会の保護対象としての障害者ではなく、積極的に社会を変革できる限りない可能性を秘めた人たち」としてユニバーサル社会の担い手であると考えています。

チャレンジドの方々が働く授産施設や小規模作業所(CCPではこれをアトリエと呼んでいます)からは食品や織物などたくさんの作品が生み出されており、その中には独創性や想像力、手づくりならではのあたたかさにあふれたものがたくさんあります。しかし、販路の問題などで残念ながらそれらの販売では充分な収入が得られているとは言えず、チャレンジドの方々の本当の社会参加とは言えない状況です。そこにはきらきらと輝くたくさんの才能や感性、「やってみたい」という熱意が埋もれているのに……。

そんな状況の中で、兵庫県、神戸市と、チャレンジドの方々の就労支援活動を行なっているプロップ・ステーション、企業として「私たちにできることはないだろうか?」というフェリシモが出会い、このプロジェクトが生まれました。

 

1回目は、兵庫県・神戸市から各地域のアトリエへ参加の呼びかけを行ないました。呼びかけのリーフやウェブサイトの作成はプロップ・ステーションを通じてチャレンジドの方々が担当しました。最初の呼びかけでは、45のアトリエから、思いがたっぷり詰まった110以上の作品が集まりました。

そして現在、私たちは、商品に込められたチャレンジドの方々の思いや、埋もれてしまっている才能や感性、熱意をくみ上げて、商品や情報として全国のみなさまにお届けしています。アトリエから提案していただいた作品からその可能性を引き出し、企画のプロとしての「知識・技術」を注ぎ込み、新しい可能性を探っていきます。そして、「本当に欲しいと思ってもらえる商品」をアトリエのみなさまと一緒になって作り出し、フェリシモのネットワークを通じて全国に提供していきます。

最初のカタログでは、ふたつの企画が立ち上がりました。「アトリエPATAPATA さをり織り雑貨と手づくり小物の会」と「手づくりのおいしさ! ぐるぐるうずまきクッキーの会」です。フェリシモのお客さまに届けられる『年間予約コレクション』カタログに、他の企画に混じって販売され、好評を得ています。このカタログでは、お客さまに1年間や半年のお楽しみを予約していただくしくみで、毎月一定した量の商品をお届けしています。また、1つの企画にさまざまなアトリエが関わる形で、それぞれの個性を発揮すると共に、数多い受注にも対応できる体制をとっています。

神戸・兵庫からはじまったこのプロジェクト。全国、全世界にこの思いを伝え、動きを広げていくことで、すべての人が持てる力を発揮できるユニバーサル社会をきっと実現させることができるはず。チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクトの今後にご期待ください。

 

作るしあわせ 使えるしあわせ 働くしあわせ……
つながるしあわせ 生きるしあわせ

プロジェクトの流れ

  1. 参加申し込み(応募)
    応募用紙に ご記入の上、右記の住所にお送りください。
    現在アトリエでつくられている作品がある場合は、サンプル品を一緒に送付してください。※食品以外は、後日返却いたします。
  2. 企画の検討会
    応募いただいた企画や作品を検討し、各アトリエまたは、アトリエのグループに、フェリシモの企画担当者から声をかけさせていただきます。新しい企画の可能性を探り、共同でオリジナルの商品を作っていきます。
  3. サンプルの試作や改良
    検討した企画をベースに、実際の販売に向けてのテーマ設定や必要な改良などを行ないます。この段階で、最終の販売に近いサンプルを作っていただきます。
  4. 生産や納品などについての検討
    生産に必要な期間や1日あたりの生産量、具体的な納品方法などの打ち合わせを行ないます。
  5. カタログ・WEBでの販売開始
    企画テーマやアイテムを考慮して、フェリシモの中で最適なカタログやWEBを選び販売していきます。

第1回目の〆切は、11月末日!

応募先

〒650-0035
神戸市中央区浪花町59番地

株式会社 フェリシモ
フェリシモCCP 事務局
担当:吉岡

TEL:078-325-5705

 
使う人にも、作る人にも、夢のある企画を!
そばに置いておきたくなる手づくり雑貨
ずっと自分のそばに置いておきたくなるような、愛情たっぷりのやさしい雑貨たち。
生活を彩るアートやインテリア
五感に訴えかけるアートや自然の潤いを感じるグリーンインテリアで生活の彩りを提案。
ちょっと粋な生活和洋食器
使って、手にとって心がほっとなごむ。そして、お茶や食事の時間の夢が広がるそんな食器たち。
自分サイズのプチ贅沢フード
美味しさはもちろん、ひとつのフードがきっかけとなって、友達と話がはずむ、そんな時間の贅沢を提案。

アトリエの皆様の参加をお待ちしております!

* 2003年11月末日です。

2003.1.
兵庫県神戸市でアトリエへ
参加を呼び掛けてスタート!
 
2003.3.
応募作品を検討し
アトリエと共同企画を開始
2003.5.
参加アトリエの作品展示会開催
 
2003.6.
最初の2企画がカタログにデビュー
2003.8.
商品のお届け開始
2003.9.
次のカタログでも2企画3商品を案内