☆高知県知事

　橋本　大二郎

☆メッセージ

　チャレンジド･ジャパン･フォーラム国際会議の開催を心からお喜び申し上げます。

　併せてこの会議の開催にご尽力された関係者の皆様に、深く感謝を捧げます。

　さて、高知県では、地方における新たなライフスタイルを提案する｢情報生活維新｣の実現を目指して、「ＫＯＣＨＩ　２００１　ＰＬＡＮ」の各プロジェクトを中心に、情報化についての様々な取り組みを進めています。

　こうした取り組みの一つとして、高知県西部の幡多(はた)地域を中心に、障害者の方々が地域内外の情報化に積極的に参加し、｢ネットワークの構築｣や｢テレワーク(在宅勤務)｣の実現を目指す｢マイセルフネットワーク事業｣に取り組んでいますが、その実現のためには、専門技術修得の個人差や障害者雇用に対する理解など、解決すべき課題がいくつかあります。

　このたびの｢国際会議｣が、全国のチャレンジドの交流の活発化や、チャレンジドに対する社会の関心の高まりにつながるよう、大いに期待をしておりますし、これを契機に、高知県が抱える諸課題の解決に向け、その方向性も見い出せるのではないかと考えています。

　最後になりましたが、｢プロップステーション｣が目指す、就労の促進や雇用の創出によるチャレンジドの自立と社会参加が１日も早く実現されるようお祈りいたします。
　
　

☆プロフィール

１９４７年東京都に生まれる。

７０年に慶應義塾大学の経済学部を卒業。

７２年に同法学部を卒業後、日本放送協会（ＮＨＫ）に入局。報道局社会部記者、同部副部長、科学文化部次長などを歴任。

９１年８月にＮＨＫを退局。

同年１２月に高知県知事に就任する。

９５年に再選を果たし、現在２期目。著書に「土佐発情報維新」などがある。

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