つまり業務上の打ち合わせ、納品、サポート等をすべて、あるいはできるだけコンピュータネットワーク上でしてしまうということ結構誰でも思いつくし、ある程度想像はできる。
けど本当に実現できてる人や、組織、あるいは業界はほとんどない。原因をちょっと考えてみました。
1. 通信の料金が高い(NTTさん、ぼちぼちいーんじゃないですか?)
やはりここをクリアーしないと本当のネットワーク社会はやってこないですね。
元々は、研究室でUNIX端末を、四六時中専用線で使ってた人たちの道具だから。電子メールを使いこなすには、どーしても専用線が必要です。
ダイアルアップしないとメールの有無が分からないようでは面倒で、はやるはずがないですね。これはビジネスユーザにとっては大事な問題ではあります...
現実的には、月に30万円ぐらいは払ってもいいよと言う人(そんなんおるかー)は別にして、やっぱり安いインターネットのプロバイダーにぶら下がってください。
(実は実効のスループットにはプロバイダーによってかなりの差があるらしい〈これはうわさ〉)そして日に数度、しょっちゅう、絶えずダイアルアップし続けるしかないでしょう。
そのうちに、コンピュータの接続に限り、非常に安くて(月に2千円程度)非常に早い(とりあえずは64Kbps程度かな、近い将来100Mbps)専用線を上記某N社が提供してくれるらしいです〈これもうわさ〉
2. 電子メールの習慣がない(漢字文化圏のキーボードアレルギー?)
これは文化です。漢字変換がめんどうだったので、立ち上がりが遅れましたが、やっと全開バリバリで走りだしました。
しかしこの文化を取り入れるためには、生活様式を少々変革する必要があるでしょう。というより、慣れるしかないですね。
全国の要職におられるけれどキーボードは苦手とおっしゃる皆様、頑張ってください!!
3. 日本の商慣習は、人と人を会わせたがる(国民性...?)
人と会うこと・・・やはりこれは一番深いコミュニケーションですね。大切にしましょう。
電話・・・これは暴力。私は一日中電話に蹂躙されている日が多々あります。
実際に伝達する内容は電子メールでたった10行ですむことが多いのですが。
日本人の無駄時間の年間トータル = n時間*労働人口*365日。そのうちアメリカが買えるかも...
同報通信・・・同じ内容を多数の相手に電話で、繰り返し繰り返し..時間が惜しい。
FAX ・・・FAXモデムは美しくていいですね。FAXダイレクトメールは窃盗罪のはずなんですが...
電子メール・・・マルチメディアのメール(MIME)が早く一般的になればいいんですが
ということで、まだまだ頑張らねば!!
小さいころ、身近に車いすに乗った知り合いがいた。
「なぜ、○○ちゃんは車いすに乗ってるの?」そこが発端だったはずだ。
高校生のころ、駅で一人では歩けない(支えてくれる人がいなければ長距離歩けない)人を送った。
「なぜ一人で歩いてたの?もし誰も近くを通らなければどうなってたの?どうするつもりだった?」
大学は他校より少し福祉に気を配って?いたのと、狭いキャンパスということもあり、ハンディを持つ人たちをより身近に見ることになった。
その後、会社で働くようになった今は?っというと、そこから何も進んでいなかった。いやかえって後退したかもしれない。
そういう環境から遠のいたといったらいいのか・・・。考えることがなくなったように思う。
「行動を起こす」ということはなかなか大変だが「考える」だったらいつでもできるように思う。
何か事に当たって事前に「考え」ているのと考えてないのとでは、対応に差が出てくるし・・・・。だから、私は考える機会をより多く持っていたいと思う。
そういった意味でFLANKERは、忘れかけてた「考える」行為を思い起こさせるものとなったのである。
永く永く続けてほしい。
石橋 ひとみ(別名(^^;にゃん)
(株)さくらケーシーエス