新事務局開設に寄せて
社団法人 大阪ボランティア協会
事務局長   早瀬 昇

 この春から当協会に準備委員会の事務局を開設してもらうことになりました。いわばプロップステーションの“大阪進出”ですが、この事務局を心から歓迎します。

 今回の進出構想について竹中さんから相談を受けた時、私の立場上、一応、その依頼を協会に持ち帰るという“受け身”の形となりました。しかし、実は私自身も「是非、大阪ボランティア協会に事務所を置いてもらいたい」と考えた一人でした。

 私は、ボランティアセンターとは“ボランタリーの思いが、飛込み、刺激し合う広場でなければならない”と考えています。“ボランタリーの思い”、つまり「夢」や「願い」、あるいは現実に対する「怒り」といったものこそが、ボランティア活動や市民活動のエネルギー源だと思っているからです。そして、その意味で、プロップステーションの皆さんの“思い”の高さは、協会に集うボランティアや当事者を励ますものである。そう考えて、協会の一角を皆さんの事務所に開放したいと思ったわけです。

 実は会場の物理的制限、つまり狭い場所にもかかわらず集まってくる人の数が増え続けていることもあって、事務所開設に対しては消極論もありました。結局は上記のような考えからGOの結論となりましたが、確かに狭さや混雑、喧噪(!)など理想的な事務所といえない部分もあります。少しでもゆとりのある事務所にするべく、現在、収納スペースの大きいロッカーを導入するなどの改装計画をつとめていますが、それも限界があります。

 この点をご理解いただいた上で、素敵な活動を広げていきたいと思っています。


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