《我羅門のネットワーク通信入門1》


 みなさんはじめまして、ネットワーク通信入門を担当する我羅門ともうします。これから4回の予定でネットワーク通信について、よもやま話をしていくことになりました。

 「ネットワーク通信」という言葉耳慣れないかも知れませんので、あらかじめことわっておきますね。「パソコン通信」と同じものと考えてもらってかまいません。ただ、最近では「パソコン」以外でも、「ワープロ」を使って気楽に「パソコン通信」されている方もいらしゃるので、「パソコン通信」という言葉がそぐわなくなってきたかなと思いまして今回の「入門」に関しては、「ネットワーク通信」で統一して行きます。私の造語ですので深く考えないでください。(天の声:本当に我羅門の造語か? 某商用のNETの偉いさんが使っていたのとちゃうのかいな。あっ、初めまして「天の声」と申します。この我羅門のネットワーク通信入門に、わきからチャチャを入れていきますのでうっとうしいと思われた方は、どうぞ読み飛ばしてください。)

 4回ぐらいで、ネットワーク通信の全てを語ることが出来るとは思っていませんし、それにわたし自身がネットワーク通信の全てを語れるとも思っていません。ネットワーク通信の本当の楽しさは、自分で実際にネットワーク通信を体験してみないとわからないでしょう。でも、これから始めるよもやま話が「ネットワーク通信を体験してみよう」というキッカケになれば、それでいいんじゃないかと思っています。

 4回といってもみなさんから「やめろ」といわれたら、今回限りなんてこともあるかもしれませんけど。(天の声:すぐに「やめろ」という投書がくるわい。)

 ネットワーク通信入門といっても、ネットワーク通信するためにどんな機材が必要かとか、ネットワーク通信するためのソフトの使い方とかいうことは、市販の書籍、雑誌や近くにいらっしゃる通信の諸先輩に個別に対応してもらいましょう。何故なら、ネットワーク通信するためのパソコンやワープロ、アクセスするNETやいろんな条件によって、機材は同じであっても使い方はまったく違ってきます。それらを全部説明することは、到底出来ません。それに最近の市販の雑誌や書籍は個別に詳しく紹介しているので、それを参考にするほうがわかりやすいです。(天の声:本当にわかりやすい解説書ってあるんかいな?)それでも分かりにくい場合は、遠慮なく近くにいるネットワーク通信をされている諸先輩をつかまえて1から全部教えてもらってください。(天の声:おいおい面倒くさいことは、人任せですか。悪いやっちゃ)

 私がこれから書いていこうと思うのは、そんな市販の雑誌や書籍、入門書などではあんまり紹介されていないネットワーク通信自体の面白さといったことを書くつもりです。ネットワーク通信していて、実際に私が体験した事や、人づてに聞いた話などを自分の感想入りで書きつづっていきます。まとまりのない話になるとおもいますが、小説作家や、エッセイ作家でないのでご勘弁を下さい。(天の声:既にまとまった文章になっとらんでないか)


 まずは、自己紹介をしておきましょう。私が、ネットワーク通信を始めるようになってもう5年になります。始めたきっかけは、単なる技術的興味からでした。「パソコンというものを使い、電話回線を利用してデータのやりとりができる。」という興味からでした。しかし、当初の技術的興味はどこえやら、今では大勢の知らない人と会話し、コミュニケーション取る手段として、楽しんでいます。5年間いろんな人と出会い、そしていろんなことをしてきました。そして、今では生意気にもこんな文章を書いたりしているのです。(天の声:どうせ、多くの人間をネットワーク通信の世界に引き込んで楽しみたいじゃないか。またNTTを儲けさせるだけだというのに。)

 みなさんは、「ネットワーク通信」と聞くとどういうイメージがありますか? 毎晩、パソコンやワープロに向かって画面を見ながら「くすくす」と笑っている、暗い変な人間というイメージがありますか? いまでは、いろんな雑誌や書籍で取り上げられたり、テレビドラマでも使われてたりして、ある程度の市民権を得ていますから、そういった暗いイメージは少ないかもしれませんね。

 でも、パソコンにむかって「くすくす」と笑ったり、パソコンに話しかけている姿を見れば、やはり変ですよね。(天の声:我羅門 そういうあなたが一番変じゃ)でも、それくらいしてもおかしくない、すばらしい世界がそこには広がっているのです。

 それをこれから順々に紹介していきましょう。


 ネットワーク通信といっても、それは、ひとつのものではありません。いろんなNETが散在しています。「NET」。はじめて聞かれる方もいらっしゃいますね簡単に説明しておかないと、チンプンカンプンになりますね。わたしが、NETと表現するのは、ネットワーク局の略のつもりで使っています。ネットワーク通信サービスを行っているコンピュータや、そのシステムなどを指していいます。わたしの「NET」という使い方も、正しい用語かどうか、その筋の書籍を紐解いてみないとわかりませんので、他の書籍を参照するときは、注意してください。

 単にネットワーク通信と言っても、多くのNETがあります。現在では、大小合わせて1300有るとも言われています。それぞれ、いろんな特徴をもっているので、自分にあったNETに出会うまで、いろんなNETをたくさん見てまわるのもいい事かもしれません。(天の声:また、みなさんをネットワーク通信の泥沼へ誘っているな)


 ネットワーク通信の楽しみといえば、ネットワーカーの全員が大なり小なり感じていることの一つに「いろんな人と出会える」ということを挙げれると思います。

 「ネットワーカー」というのは、ネットワーク通信をしている人のことです。「ネットワークの中に棲む人間」という意味なのでしょうか?

 普通に生活していて出会い会話することの出来る友人というのは、どのくらいの人数でしょうか? 会社関係の同僚、先輩、上司、後輩、学生時代の親友、悪友、趣味で始めた市内のテニスクラブのライバル、ぐらいでしょうか? どちらにしろ、同じ職業、同じ学歴、同じ町内、といった限られた範囲の人達ではありませんか? ネットワーク通信で出会える友人というのは、ネットワーク通信をしているという共通項はありますが、その集まりの職種、年齢、住んでいる所は、多種多様です。コンピュータや情報処理関係の職業の方が多いのは昔からそうなのですが、最近では、コンピュータなんかまったく縁のなかった人がネットワーク通信を楽しまれています。歯医者の先生。町の電気屋さん、税理士の先生、司法書士、若い主婦、大学の先生、中学の先生、子供に手を焼いているお母さん、写真館のカメラマン、営業マン、会社の社長、ライバル会社の社員、道路工事の現場監督、中学生、高校生、大学生、等々挙げればきりがありませんが本当に多くの人と話をする機会をもつことができます。ちなみに、ここに挙げた職業というのは、私が実際にネットワーク通信を通じて知り合った方のほんの一部の方の職業です。ネットワーク通信をしていなかったら、絶対に会うこともできない人だったでしょう。(天の声:我羅門はネットワーク通信していなかったら、友達の少ないやつだったんだろうな)さらに、良いことは違った職業の方や違った会社の人といろんな意見交換、情報交換ができることです。

 では、次回はこの意見交換、情報交換について、よもやま話をしたいと思います。(天の声:次回ってあるんやろか? わたしもこの辺で)


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