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開催日時 :
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2000年8月30(水)12:30 〜 31日(木)16:00
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会 場 :
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京王プラザホテル(新宿)/5F コンコードボールルーム
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主 催 :
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社会福祉法人 プロップ・ステーション
チャレンジド・ジャパン・フォーラム(CJF)実行委員会
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参 加 費 :
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1人 5,000円 ( 2日間通じ )
コミュニケーションパーティ 1人 8,000円
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チャレンジド・ジャパン・フォーラム座長
東京大学社会情報研究所教授 須藤 修
インターネットの威力が日々進化する瞬間を我々は生きている−それが現在ではないでしょうか。IT(情報技術)が社会システムにがっちりと組み込まれてきた今日です。
この現在にあって、最先端なネット体験をもつ人たちが出てきました。それはチャレンジドたちです。障害をもちながらも、インターネットとパソコンを自らの意思で学び、仕事につなげ、誇りを持って生きる−そんな新しい経験と取り組みが全国各地で生まれてきています。
いま最もネットワークの恩恵に浴しているのは、そのことに気づいたチャレンジドたちです。インターネットを通して、家にいながらにして学び、実力をつけ、そして在宅で働く。そんな就労形態が始まってきたのです。彼らの体験がもつ先進性を位置づけ、それを新しい社会づくりに生かしていく時です。「障害をもっているのだから」と、これまでのように保護を目的とした福祉の考え方だけでは不十分です。チャレンジドたちが実証しているITを使うことによって可能になる新しい学び方と働き方の経験は、とくに高齢社会を迎える日本にとって非常に示唆に富み、学ぶべき点が多いのではないでしょうか。
チャレンジドたちが先駆的に取り組むネットで学ぶ、働くという新しい仕組みづくりを、産・官・学・民が一つとなって意見を交換し、高齢社会を見据えた具体的な提言をまとめていきたいと考えています。
この日米会議は、チャレンジド自らはもとより、保護者、学校関係者、および中央や地方の行政関係者、企業人の方々に、ぜひ参加していただきたいと考えています。
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第6回CJF日米会議主宰
社会福祉法人プロップ・ステーション理事長 竹中 ナミ(ナミねぇ)
米国防総省CAPのリーダーであるダイナーさんと私の出会いは、昨年シアトルで開催されたテレワーク国際会議でした。
この会議で「チャレンジド(障害者)のテレワーク」に関するセッションの講師をつとめたのが彼女だったんです。ダイナーさんは軍服を着た背筋をひときわピンと伸ばし、会場の人たちに厳しい目を向けながらこう言ったんです。「全ての国民が誇らしく生きられるようにすること、それが国防の第一歩です」。私はその一言に深く共感するとともに、プロップのスローガンである「チャレンジドを納税者にできる日本」も、実は「誇りある人生」について語った言葉です、と彼女に伝えました。
そして年頭、私はペンタゴンを訪れ、国防のために開発された最新の機器が、最重度のチャレンジドが働けるようになるための道具として使われているCAPの実践をこの目で見る機会を得るとともに、ダイナーさんに「ぜひCJFの講師として来日して欲しい」と要請しました。帰国後、幾度も幾度もメールを交換しあって、私たちは意志の疎通を図りました。
今回のCJFにご参加下さる皆さんが、ダイナーさんの講演から、そして全てのセッションから「誇りある人生を送るための様々なメッセージ」を受け取って戴けたら幸いです。そしてIT(情報技術)が、人間の尊厳をますます高める方向に発達することを願ってやみません。”Let's
be proud !”
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総合司会/清原 慶子:東京工科大学メディア学部教授
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8月30日(水)
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12:30〜 |
開 場
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13:00〜13:20 |
オープニング |
開会宣言
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13:20〜14:20 |
記念講演1 |
「米国防総省のチャレンジドプロジェクト CAP
〜学びと就労」
ダイナー・コーエン:CAP理事長
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14:20〜15:00 |
セッション1 |
「CAPから何を学ぶか」
ナビゲーター
金子郁容:慶応幼稚舎長、慶應義塾大学教授
・ダイナー・コーエンさん
・竹中ナミ:プロップ・ステーション理事長
・西野 弘:(株)プロシード社長
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15:00〜15:20 |
休 憩 |
(コーヒーブレイク)
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15:20〜16:20 |
記念講演2 |
「Webによる教育システムと新世紀」
ラリー・ライファー:スタンフォード大学教授
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16:20〜17:00 |
セッション2 |
「ライファー教授のWBLを生かす」
ナビゲーター
須藤 修:東京大学教授教授、CJF座長
・ラリー・ライファー教授
・清家一雄:重度四肢まひ者の就労問題研究会代表
・安延 申:スタンフォード大学日本センター所長
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17:00〜17:20 |
CD-ROM紹介 |
プロップ・オリジナルCD-ROMのデモンストレーション
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17:30〜19:00 |
セッション3 |
「今、企業の経営トップが動くとき」
ナビゲーター
成毛 真:マイクロソフト(株)特別顧問
(株)インスパイア社長
・須藤 修:CJF座長
・阿多親市:マイクロソフト(株)社長
・手嶋雅夫:マクロメディア(株)社長
・池田 茂:(株)NTT−ME社長
・金丸恭文:フューチャーシステムコンサルティング(株)社長
ほか
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19:10〜21:00 |
コミュニケーション
パーティ |
司会:竹中ナミ、吉田幾俊
協力:九ちゃんの会 BY One step to 9、吉本興業(株) ほか |
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8月31日(木)
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8:15〜 |
開 場
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8:20〜9:20 |
映画上映 |
映画 『チャレンジド』(希望者のみ)
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9:30〜11:00 |
セッション4 |
「チャレンジドの学習と就労にむけた各地の取り組みと展望」
ナビゲーター
清原慶子:東京工科大学教授、CJF副座長
・大阪府:障害児学校情報教育推進プロジェクト
・三重県:ITを活用した教育と就労プロジェクト
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11:00〜11:15 |
休 憩 |
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11:15〜11:30 |
特別メッセージ |
「Let`s be proud! に寄せて」
櫻井よしこ:ジャーナリスト
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11:30〜12:30 |
セッション5 |
「チャレンジドが提案する新たな社会システムづくりと政策展望」
ナビゲーター
鈴木 寛:慶応大学環境情報学部助教授
・寺脇 研:文部省大臣官房政策課長
・坂本由紀子:労働省大臣官房審議官
・大石久和:建設省道路局長
・辻岡 明:運輸省消費者行政課長
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12:30〜14:00 |
昼食休憩 |
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14:00〜15:30 |
セッション6 |
「チャレンジドと新たな地域コミュニティの創造提言」
ナビゲーター
金子郁容:慶應義塾大学教授
・増田 寛也:岩手県知事
・浅野 史郎:宮城県知事
・北川 正恭:三重県知事
・橋本大二郎:高知県知事
・石川 嘉延 : 静岡県知事
・竹中 ナミ:プロップ・ステーション理事長
・成毛 真:マイクロソフト(株)特別顧問
(株)インスパイア社長
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15:30〜16:00 |
クロージング |
「東京宣言2000」発表
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※ 依頼中を含みます
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ご出演してくださる、各知事のメッセージです (五十音順)
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宮城県知事 浅野史郎
ITが道を開いたチャレンジドの就労
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CJFを知ってから、私の前の水平線がどんどん広がっていくのを感じています。チャレンジドとは神様から挑戦を受けている人、ITを使ってのチャレンジドの就労、そして今回は、国防とチャレンジドの就労との関係が聞けるらしい。
人間の尊厳ということを考えます。障害福祉の仕事は、決して「あわれでかわいそうな障害者に、何かいいことをしてあげること」ではないということはわかっていたつもりです。でも、どうやって障害者に尊厳を保証するのかの道筋については、無知に近い私でした。
方法はあるのです。ITが道を開きました。チャレンジドを世の中の中心に置こうという強い意志と、人と人とのつながりが道を大きく広げました。CJFの果たした役割もきわめて大きいと思います。
前回の開催地から、新しい展開を求めて、再び参加します。CJFに栄光あれ。 |
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静岡県知事 石川嘉延
ユニバーサルデザインの考え方を県政に
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コンピュータネットワークを活用して障害を持つ人の情報通信に関する技術、技能を開発し、就労の機会を拡大する活動を続けているプロップ・ステーションが、全国に向けてそのメッセージを発信するフォーラムが近づいてきましたが、今年はどのような話が交わされるのか楽しみにしているところです。
静岡県では、ユニバーサルデザインの考え方を県政のあらゆる分野に取り入れ、年齢、性別、障害の有無などを越えて、すべての人が自由に活動し、いきいきと生活できる、「快適空間しずおか」の創造を進めています。
今後、情報化がますます進展する中で、障害を持つ人にとって、コンピュータを始めとするITは社会参加や自立を図る上で非常に有効な手段になることは確実です。
本県でも昨年、「障害者マルチメディア情報センター」を開設するなど、障害を持つ人のマルチメディア活用支援を一歩ずつ進めているところであり、プロップ・ステーションの成果はこの上ない刺激になるものと期待しております。
今後のプロップ・ステーションの先進的な取り組みのより一層の拡大と、本フォーラムの成功をお祈りします。 |
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三重県知事 北川正恭
CJFが生み出すネットワークに期待
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「第6回チャレンジド・ジャパン・フォーラム(CJF)2000日米会議」東京大会開催おめでとうございます。
今まさに工業社会から情報社会へと転換していく中で、CJFは、1996年からスタートし、チャレンジドの自立を支援するため、全国の産・学・官・民・チャレンジド等さまざまな人々が情報通信のインフラ整備、ITを活用した就労などについても議論する場として活用されてまいりました。年々増えつつある参加者の方々がこの場の情報等を共有し、支援し合うことにより、効果的なネットワークとして、さらに発展していくことを期待しています。
本県においても、高齢者、障害者の就業機会の拡大にもつながる「志摩サイバーベース・プロジェクト」などを進めることを通じて、チャレンジドの自立に寄与したいと考えています。
東京大会の開催にあたり、関係者のご努力に深く敬意を表するとともに、本大会の成功をお祈りします。 |
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高知県知事 橋本大二郎
プロップ・ステーションの理念を継承した事業展開
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今日の社会のキーワードであるITは、連日マスコミにも取り上げられ、この言葉を耳にしない日はありません。ITの発展が産業構造や社会のしくみに劇的な変化をもたらし、私たちの生活をも変えていきます。それは、これまでの固定観念や価値観を覆し、新たな可能性を創造します。
このことにいち早く気づき、IT社会のパイオニアとして実践してこられたのがプロップ・ステーションのチャレンジドの皆様です。このプロップ・ステーションの目指す新たな社会システムづくりの理念は、高知県の情報化プロジェクト「こうち
2001 プラン」で取り組んでおりますチャレンジドの社会参加実験「マイセルフネットワーク」事業にも継承されています。
意欲を持つチャレンジドの方々が活躍できる場の確保、例えば雇用制度の整備などを国レベルで行うことが、今後の課題です。本フォーラムが、その課題解決の第一歩となることに大いに期待しています。
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岩手県知事 増田寛也
地域システム構築が社会全体の豊かさに
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チャレンジド・ジャパン・フォーラムは、情報技術を活用したチャレンジド(障害者)の経済的・社会的自立を議論するきわめて今日的な試みであり、また、ノーマライゼーションとリハビリテーションの理念の具体化を目指す新しい実験でもあります。
私は、チャレンジドが存分に能力を発揮し、自在に生きていくことのできる地域システムを構築していくことこそが、社会全体の真の豊かさにつながるものと考えています。
本県には北海道に次ぐ広大な面積や寒冷な気候、中央との時間・距離の制約などさまざまな壁がありますが、県民の英知と新しい情報技術によってこの壁を乗り越え、国際社会へ参加し、情報を発信していくことが21世紀へ向けた岩手のチャレンジドであると考えており、この度の会議の成果に大いに期待します。
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「チヤレンジド」とは ?
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「チャレンジド」というのは最近の米語で、「神からの挑戦という課題、あるいはチャンスを与えられた」人を意味し、障害をマイナスとのみ捉えるのでなく、障害を持つゆえに体験する様々な事象を自分自身のため、あるいは社会のためポジティブに生かしていこう、という想いを込めた呼称です。
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