はい、お答えいたしましょう。親孝行娘さま。
いやはや、りっぱなお方ですねえ。
あなたのような方のおかげでいい加減でちゃらんぽらんな
私のようなものが生きていられるのです。
いよっ!日本の屋台骨!頑張れ!負けるな!
さあ、応援はこの程度といたしまして、本題に入ります。

質問は下記の三点ですね?

その1ー”母の教え”に背いているのに幸せになった、
    兄姉に厳罰を与えることができるか?
その2ー母を守って、幸せにするには?
その3ー孝行娘の私に幸せありか?・・・・・・・という3点ですね。



得にその3は最重要項目だと。
分かりました。お答えいたしましょう。

その1の答えですが、彼等の行った行為は残念ながら、
法的に罰せられるものではありません。
もし、それでもあなたが罰したいとお思いなら、
あなたが直接彼等に罰を与えればいいのです。
その方法としては”シカト”とか。
老婆心ながら御忠告もうしあげますが、
そんな罰は彼等にとって痛くも痒くもないことでしょう。
だからほっておきましょう。
その2の回答ですがこれも残念ながらその方法はない、
と申し上げるほかはございませんです、はい。
なぜなら、
「ユートピアは存在しない、ただユートピアへの道が永遠に続くだけだ byマーマレード」
の言葉で分かっていただけるでしょうか?なに?よく分からない?
それではこれではどうでしょう?
理想の幸せは今、ここにあるものではなく、それを得ようとする運動、それ自体にあると。
あー、やっぱり分かりにくいですか?
つまり、あなたの戦いは永遠に続くと、こう申し上げておきましょうか。
だからその結果も永遠に得られることはないのです。




さて、最重要ポイントのその3、でございますが、
マーマレードは申し上げます。
今、あなたは幸せなのです。
マーマレードは声を大にして言いたい。
”母の教え”を守り、
それに逆らったものを排除する運動を進行中のあなた、
守るべきものがあり、そのために戦うことができる、
これが幸せと言わずとして、
なにが幸せであることでしょう。
人間はみな、DNAの中に戦うことが本能として
組み込まれているのでございます。
あー、血わき、肉おどることよ!
恋?結婚?家庭?子供?そんなのものけっ!でございます。
小市民的な幸福なんて豚にくれてやればいいではありませんか。
そんなもの、
ディズニーランドのシンデレラ城の彼方に飛んで行けー!、です。
誇り高き”孝行戦士”のあなた、
その御活躍をきっとお母さまは喜んでおられるでしょう!

え?喜んでない?むしろ、迷惑している?
やっぱり!あ、失礼いたしました、つい本音が・・・コホン、もとい、
あれあれ、それはいったいどうしたことでしょう?
それなら根本的な過ちがどこかにあるかも。
つまりあなたにとって絶対の真理である”母の教え”が実は大間違いであって
そのことにお母さま自身が気がついたのかもしれませんね。
いやー、それは不毛の戦いでしたね。
ご愁傷様でございます。
さあ、とにもかくにも鎧を脱いで休みませんか。
戦いは終わったようですからね。
「戦士の休日」はなかなか哀愁のあるもので私、マーマレードは大好きでございます。

戦いから降りることは本当の勇者しかできないことです。
誇り高き”孝行戦士”のあなた、その誇りをお大事に!

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