負け犬の遠吠えという本、
大変興味深く読みました。

この本は負け組である著者自身が、
既婚、未婚どっちがどっちがという
単純な二元論から始まって
結構根深い日本の現代文化論を展開していて
大変おもしろかったです。

あ、ちなみに私は勝ち組で専業主婦の更年期を
これから迎えるであろう、者、そして
二児の豚児の母親でございます。

でも、そんな勝ち組の私にとってこの本のなかに
ちょっと腑に落ちない所が一カ所あるので
お便りしておる次第です。
腑に落ちない所とはこの下りです。

「負け組はおもしろいが危険か
、安全だがおもしろくないの２者選択を迫られた場合、
おもしろい、を取ったほうの人間である・・」
果たしてそうでしょうか？

私の知る限り、負け組でいる友達は
もっと良い相手が現れるに違いないと
男を選びに選んだ結果
売れ残った人たちばかりのように思えます。

学歴、職種、家柄、顔、身長、趣味、
その後でやっと性格という具合にです。
選び過ぎて年がいってしまい、もうどうしようもなく
負け組に突入といったケースです。

それに比べてて勝ち組の友人たちは、
主に大学時代にねんごろになった相手と
そのままずっと・・というケースばかりです。
つまり、相手が好きだったもんで、
恋愛街道一直線爆走の結果が勝ち組ということです。
損得なんて考えてませんって！

かく申す私の場合も女子学生専用、男子禁制の下宿屋に
現在の夫はしっかり住み着いておりました。ははは！

その信条は「とりあえず、明日一緒にいたいから。」
でございます。

だから、負け組になった人こそ、
打算の果てだと思うのです。
マーマレード様はそこのところ、どうお考えでしょうか？

どうかお聞かせくださいませ！

　はい、勝ち組で専業主婦で更年期がこれからだ
とおっしゃる二児の豚児の母親様、
私めもこのご本はしっかり読ませていただきました。
そして大変おもしろかったですよ。

勝ち組と一口に言いましてもその形状は様々ということ。
勿論、負け組もですが・・。

打算的な負け組もいれば打算的な勝ち組もいる。。
ということで、はい、この件は手を打ちましょう！

さて、マーマレードといたしましては
勝ち組についてさらにくわしく
述べさせていただきたく思います、こほん。

勝ち組の主婦様、あなた様は豚児をお持ちなのですね？
しかも２頭も。
はい、マーマレードはおめでとう、
それは良かったと素直に祝福させていただきます。

それというのは、マーマレードの友人で勝ち組の
トップ間違いなし、の主婦がおりますんです、はい。
お上品で見目麗しく、リッチな実家、
最高にやさしい一流企業の夫、そして三人の子どもたちは
それぞれお姉ちゃんが東京芸大で将来バイオリニスト、
お兄ちゃんは麻布と栄光と２つに合格したのですが、
「通うのに近いから・・。」という理由で栄光、
下の妹は双葉でございます。そしてピアニスト志望ね。

思わずよだれが垂れそうなほどの
"トップの勝ち組ニスト"の彼女はこともあろうに
「自分は不幸だ！」といつものたまうのです。
ハアー！人間の欲望とは際限のないものと
、マーマレードは思います。

子どもと夫がりっぱで手がかからなければ、
勝ち組の「自分探し」が始まるのでございます。

「幸福な勝ち組ほど不幸である」
これはマーマレードの辞書ではほとんど定石であります。
そして、逆に「不幸を持っている勝ち組は幸せだ」
とも申せましょう。

子どもが優秀であろうが、夫が一流であろうが、
それらのことは幸福とはいっさい関係がないのです。
それで、マーマレードは勝ち組が幸福であるための
１２箇条を勝手に考えてみました。

１-生活は浮浪者よりかはちょっとましか、
　　それ以上であること

２-子どもがとりあえず生きていること

３-夫、子どもが絶え間なく暴力をふるわないこと

４-本人が病気でないこと

５-社会的に認められる仕事を持っていること
　（できれば自分の名前で）

６-返済不可能なほどの額の借金がないこと

７-夫以外の恋人一人か二人、もしくは
　　数人の崇拝者がいること
　（多ければ多いほどよし！）

８-ボランティアをしていること
　（どんなものでもいい。自分が社会に
　貢献できているな、と納得できる程度の）

９-主婦の三種の神器である、
　　料理、掃除、×××のどれかが趣味であること

１１-夫、もしくは子どもにいつまでも手がかかること
　　（食事中ご飯粒をこぼし続けるとか
　　一人で靴下がはけないとか）

１２-それでも身にかかってくるストレスを
　　　解消するための
　　　アディションを持っていること。
　　（パチンコとかのギャンブルでなく、
　　クロスステッチとかパッチワークとか
　　ジム通いとか、
　　できれば人に迷惑をかけないものがのぞましい）

ちなみにマーマレードはたわし作りさ、はっはっは！