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さまざまな手仕事

「アトリエメイド」ではチャレンジドひとりひとりの創造力を生かして、手づくりの作品を生み出している各地のアトリエ(授産施設・小規模作業所)の可能性を引き出し、ひとりひとりの個性や思い、熱意が生み出す「しあわせのこもった商品」「世界でひとつ!」の手しごとの魅力を全国にお届けしています。

ここでは、どのような手しごとがどのような商品に生かされているのか、その事例を技法ごとにご紹介します。

さをり織り

『さをり織り』は「人に教えられるのではなく、生まれながらの感性を自分で引き出すのだ」と創始者の城みさをさんは言います。

自分の好きなように無心で織ることで織り手の持っている感性、個性、想い、力が最大限に引き出される表現法であり、チャレンジドの方が持つ素晴らしい感性を発揮できるステージとして注目を集めています。『さをり織り』は自己表現なので、ルールや型はなく、何色をどこに使っても、幅の途中で糸を変えてもかまいません。同じものがふたつとない布からは、伝統も地域も織り手の経験もぜんぶ超えて、ただその輝く心が伝わってきます。

そんな、みんなそれぞれ色もカタチも違うけれど、みんなそれぞれきれいな布を素材として、バッグや雑貨に仕立てると、手づくりならではのぬくもり感のある、「世界でひとつ」の商品が出来上がります。機能性もさることながら、自分の持ち物で個性を表現したいという生活者のニーズにぴったりとはまったさをり織り素材の商品は、CCPの代表的な成功商品のひとつです。

ハンドペインティング

大きなキャンバス地に、心のままに描くハンドペインティング。染料をチューブから直接塗ったり、刷毛で薄めてぼかしたり、自由なタッチで描かれる作品は、まさに1枚のアート。

大きなキャンバス地に、何人もの職人さんが集まって自由な技法で心のままに描き、一枚の布をつくります。ひとつの作品にたくさんの人が関わることで、色が重なり合い、それぞれの感性が布に伝わって、思いもよらなかった独自の味わいを持った作品へと昇華されて行きます。もちろん作品に対する想いも関わった人の数だけつまっています。そうして出来上がったひとつひとつの布にはまるで物語があるかのように何かが伝わってきます。

タペストリーにして飾っておきたいようなアートな布は、主にバッグに仕立てられます。個性的でありながら、心にふんわり伝わってくるあたたかい味わいを持ったバッグは、OLから主婦層まで年齢を問わず人気のアイテムです。

刺し子

太めの糸でシンプルに表現される刺し子は、ていねいにひと針ひと針手で刺していくことで、味わいのある模様が生まれます。そして思いを込めたひと針からぬくもりが伝わります。刺し子はひと針刺して行くごとに布の強度が増していくため、昔から様々な布ものにほどこされてきました。

刺し子は簡単で素朴な手作業の繰り返しです。でもこの繰り返しが、味わいのある模様を生み出します。できあがったものは、自然と触れたくなるような愛らしさを漂わせています。

その愛らしさを生かして、刺し子をワンポイントモチーフとして使った商品に人気があります。また、「アトリエメイド」の多くの商品には、刺し子をほどこしたタグネームを使用し、ブランドの顔となっています。

クッキー、ケーキ

素材を大切にして、ていねいに作られたホームメイドみたいな味わいのアトリエのクッキーやケーキ。さらに、カタチにこだわり、味にこだわり…。 アトリエの菓子職人さんたちは手間など気にせず、ただ「おいしくなれ」とひとつひとつのお菓子に愛情と誇りを持ってつくっています。そんなお菓子からは手づくりならではのぬくもりが伝わります。素朴なおいしさとともに、ひとつひとつの焼き菓子にこめられた熱意や感性、そしてものづくりのプライドが伝わるものばかりです。

職人さんの心に妥協はありません。ずっしりとした重さがうれしいフルーツケーキ。しっとり焼きあがったパウンドケーキ。ニコニコ笑顔が楽しい、ひとつひとつ顔の違うクッキー。本当に楽しくて、おいしいからこそ味わっていただきたい、スウィーツです。

たたらづくり

たたらづくりとは、板状に伸ばした粘土を型紙に合わせて切り取り、石膏型などにかぶせて成型する陶器の技法の1つことです。手でぺたぺたとたたいて作るので、土肌に独特のあたたかみがあります。ろくろできれいに作られたものや、鋳型を使った成型ものには出せない、微妙なカーブや味のある風合いがぬくもりを感じさせてくれます。「毎日の暮らしが楽しくなるものを」という思いで、職人さんがそれぞれ得意な工程を分担し、ていねいに仕上げられて行くたたらづくりの陶器。

住空間に彩りを添える、個性あふれる小さなインテリアアイテムとして、商品化されました。

 

手染めレザー

 

手染めレザーは、染料に浸けたあと、すばやく筆でなじませ、乾燥させて色止め、さらに仕上げ剤をコートするという手のかかる工程を経て作られています。こうしてていねいに手染めした皮革を型で抜き、ヘアアクセサリーに仕上げました。ちょっとムラ感のある染めも、深い味わいのあるカラーも、手染めならでは。個性のある装いにぴったりです。

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