新世紀・みやぎ国体レポート
 年月日
 平成13年9月9日(日)  取材者   宮城県鶯沢工業高等学校
  白鳥 瑞歩
  佐藤 理絵
 競技名
 家庭バレーボール
 競技会場
 鶯沢町立鶯沢中学校体育館

 激しい太鼓の音とともに、9月9日(日)家庭バレーボールの火蓋が切って落とされました。
 この写真の太鼓は、『白鶯太鼓』といい古くから鶯沢に伝わる和太鼓です。白鶯太鼓は昭和58年に結成した創作和太鼓です。太鼓をたたく姿は凛々しく、その豊かな響きには誰もが聞き入っていました。演奏が終了した瞬間、会場からは大きな歓声と盛大な拍手が巻き起こりました。
 今回の家庭バレーボールにピッタリの素晴らしいセレモニーでした。
大会に花を添える白鶯太鼓のセレモニー。ドン、ドン、ドドンドン。
鶯沢中学校体育館での開会式の様子。

 会場は鶯沢中学校体育館、町民体育館、細倉体育館の3ヶ所で行われました。
 開会式が行われた鶯沢中学校体育館には、宮城県内のママさん達32チームが整列しました。鶯沢クラブの主将、佐々木啓子さんの選手宣誓で試合が開始されました。出場選手は22歳から、55歳までの幅広い年齢層の方々で、日頃の練習成果の見せ所です。
 使用するボールは、特殊なゴムボールで、怪我をしないように考慮されたものです。
 1チーム11人登録、出場選手は8人まで、15点先取の3セットマッチで行われました。

熱戦に備え入念にウォーミングアップするママさん選手。

 日頃の練習の成果を発揮すべく、念入りにウォーミングアップをしていました。
 各チームともカラフルなユニホームに身を固めた様子、ボール裁きからは、プロも顔負けの試合に挑む心意気が感じられました。
 これから始まる熱戦に備え、作戦を練るその姿は、普段のママさんの優しい表情が消え、闘志あふれる一人の選手そのものでした。
 中には、親子で参加したママさんもいて、脇で子供さんを抱いたおとうさん達が、一生懸命応援していました。