ものの心について

私はものの心について考える機会をもちました。
「神との対話」の第?巻で「人間に心があるように、
動物にも植物にも物質にも心があるのだ。」
と神様がおっしゃっていました。
それを実感することが起きたのです。

ものの心についてパート1
「車の復讐」

みなさま、今乗っている車を私が買って2週間で凹した話は覚えておいででしょうか?

はたして、先日しっかり、やつにその仕返しされてしまったのです。
それは、夫とジムに行った時のことでした。
車の中で夫と口げんかしたあげく、

のろのろしている私を車内に残して、夫がロックして
一人でジムに行ってしまったのです。

そうしたら・・・「車が開かない!」
そうです、私は車内に閉じこめられてしまったのです!
なんとしても開かず、あげくにこの駐車場は電波が悪くて携帯がかからない!
私は自慢じゃないけど、高所恐怖症で閉所恐怖症で
対人恐怖症であげくにパニック障害持ちなのです。
ガーンと、はやパニックになりかけた私。

その時、地獄に仏、車の前方をおじさんがすーっと通りかかりました。
そうだ!夫を呼んできてもらおう!
車内で必死で手をふってSOSコールをしました。
ばやばた車内で暴れている私を見たおじさんは
怪訝そうな顔で恐る恐る近づいてくれました。
「ドアが開かないんです!私は閉じこめられているんです!
夫が3階のジムにいるので呼んできてください!」
口をぱくぱくさせて自分の置かれている状況を説明した私。


やっと事態を把握したおじさんは
「わ、分かりました、待っていてください!」と
ジムに飛んでいってくれました。
あー。他人の情けが身に染みて、夫の非情に腹が立つ!
待っている間も気を落ち着かせようと、
かからぬ携帯のボタンをプッシュしまくる私。
やっとかかったのはチャンピオンのカーコのとこ。
「なあに?車に閉じこめられ中?はっはっはっは!」高笑いするカーコ。


そうこうするうちにおじさんが帰ってきました。
「ジムの館内で呼び出しの放送をしてもらっていますから。
私も用事があるので帰りますが、
もし、ご主人が来なかったら私を呼び止めたように、
またばたばたして誰かを呼び止めてください、では、さようなら」
とおじさんは行ってしまいました。
「ひどい!行ってしまった!」
嘆く私に「そこまでしてもらったらもう充分じゃない?」
とあくまで冷静な、さすがはチャンピオン。
やっと夫が怒った顔してやってきました。

・・・がしっかり着替えてジムの場所取りまでした様子!
「開くやろう!ん???開かないんかあ・・?」
外からロックしたら、なんとしても中から開かないことを発見した夫。
ちょっとばつが悪そうにやにやして、「さあ、一緒にジムに行こうよ」
「絶対に行かない!」
私をこんなひどい状態にしたくせにほっぽといて、
しゃあしゃあとしている夫に無償に腹が立ち
頭が活火山状態でした。
ああ、最近こんなに怒ったことはなかったなあ・・。


「勝手にせい!」と一人でジムに戻る夫。
私は頭が噴火したままで、どうしようか、
と考えて気持ちを落ち着かせるためにとりあえず近くの図書館に。
立花隆の「生と死と臨死体験」を借りよう・・と思ったら図書カードがない!
そこで仕方なく街をぶらぶら。
そこで発見したのが1時間ソフトドリンク飲み放題で
280円という驚異的な価格のカラオケやさん。
頭の昇った血を下げるためにも迷わず入りました。
いつも夫と長渕ばっかり歌っているので、
長渕を歌いだしたら、夫を思い出してまた怒りがぶり返したので
ここは長渕を止めて尾崎にすることに。(長渕、ごめん!)

=×

=


尾崎ばっかり熱唱すること、4時間。

精も根も尽き果て、怒りもおさまり、
街は日暮れて、やっと気がすんだ私は夕飯の材料を買って
とぼとぼと家路に着いたのでした。


「謝れ」の言葉に「ごめんなさい」と深々と頭を下げる夫。
家で車のマニュアル本を手を取る夫。
そこに書かれていたのはこうでした。
「決して車内に人を残したまま、ロックしないでください。大変なことになります。」
しかも、このどたばたで練習着とジャズシューズを入れたカバンも
盗まれてしまったのでした。
思わぬ車の復讐劇でした。

このことによって発見したこと、それぞれに。
まずは夫、妻を怒らせたままする、スタジオ・メニューのつまらなさ。
そして、私、ジムの近くにあるとっても安いカラオケや。
ジムの待ち時間に利用しよう!

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