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数年ぶりに、熱を出した。
喉がとっても痛くなったのが
木曜日、
その晩から熱が出る。
なんだか懐かしい感じ。
ぞくぞくして、
ぼんやりして・・・。
そんな気分を味わって楽しんでいたら、あっという間に
週末が来た。
あ、もうお医者さんは
おしまいだ!
土曜日のお昼を
まわってしまった!
さて、小雨の降る、日曜日、
ますます、喉は痛くなって、
頭には漬け物石が
入ったように、ずっきん
ずっきんして、もう最悪!
さては風邪のウイルスが
頭に進入したのか!?
不安の黒雲がもくもくと
大きくなる。
そんな不安に耐えきれず、
「お医者さんに行く!」と
夫に頼み、
夜半、救急センターへ。
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寒々とした、夜の病院の待合室には
うなだれた数人の患者がいる。
パジャマ姿の入院患者がすたすたと新参者の私たちを見て通る。
「ほな、隣のダイエーで
買い物してくるわ。」
「病気の妻をほっておく気?この薄情者!そばにいて!」
のんきな夫を叱りとばす。
待っても、
待ってもなかなか診察してくれない。
「ちっ!捻挫くらいで、来るなよな・・。」足を引きずった患者に
心の中で悪態をつく。
おまけに後から来た、
少年がさきに診察を受ける。
「あ!順番ぬかしだ!」
「どう見ても、あっちの方が緊急や。」あくまでも公平で冷静な夫であった。
さて、いよいよ私の番。
「はい、あーんして。
扁桃炎ですな、これはすぐには熱は
ひかないでしょう。
なに?木曜日から?
これからはもっと早くに
来てくださいよ。」
と迷惑げな顔の医者であった。
数種類の薬をその場で飲んで
満足、満足。
こ
れで、風邪の菌は頭に入ることもないであろう!
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さて、月曜日の夜、早く帰ってとお願いしていた夫は
あから顔で早めに帰ってきたはいいけれど、うでにばっちり
絆創膏が・・。
「あれ?これどうしたん?」
「ああ、これ?ジムの帰りに献血したんや、
係りの女の子があんまりぴゅーっと
勢いよく血が出るもんで感心されたわ。
はっはっは!きっと、ジムで体に血がわいてたんやろな!」
「ばか!病気の妻が家で寝てる、というのに
、なんという極楽とんぼ!健康ばか!
他人様にボランティアしてる場合かい?え!」
そんな、こんなの闘病に費やした、週末でした。
←ねぎを首にまくと、気持ちいい。
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