マーマレードの見た夢
Part-2
「夢の中の我が家」
マーマレードのよく見る夢は同じ家の夢です。
いつも夢の最後でたどりつくのはこの家です。
「やっと帰ってきたな・・。」
と、マーマレードはほっとするくらい、おなじみの家です。
天井までの大きな広い窓に海が見えます。
きらきらと光がいっぱいにあふれる窓です。
いつも人はいないけれどだれかの気配があります。
ちょっとそこまでお散歩にでているような・・・。
家具には生成色のカバーがかけてあります。
広い、広い部屋の中はいろんなところに通じる扉があります。
扉を開けるとどこにでるかはお楽しみ。
とにかくこの家はマーマレードが最後にたどり着く永遠の住処なのかもしれません。
きょうのお部屋には真ん中に大きな
川がありました。
その川がさらさらと流れていて
とても気持ちがよかったです。
となりの部屋ではだれかがシャワー
を浴びている気配。
「時計の中に住んでいるちょっとおばかな猫」
ぼーん、ぼーん、ぼーん、と時計が鳴ると、時計の中から
知恵遅れの猫が出て来ます。
マーマレードの夢の家の時計が夕暮れのある時を
さすときのことです。
その猫のあまりのかわいさにマーマレードはその猫がおばかなことなど
忘れてしまいます。
ああ、はやく夕暮れの時刻にならないかな・・とマーマレードはそわそわです。
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