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作成日 1998年12月吉日
☆宮 城 県 知 事 浅 野 史 郎 ☆メッセージ 私達全員が「飛行障害者」です。飛べないというハンデを果敢に克服しながらがんばっています。拍手、拍手。ということではないですね。誰しもが、持っている能力、別な言い方では残存能力を生かして生活をし、仕事をしているだけのことです。その「残存能力」の状態が人により違っている。歳をとれば「残存」が少なくなっていく。そういうことですね。この世に「障害者」という人種がいるわけでもありません。飛行障害や歩行障害という移動障害や、聞き取り障害といった行動に困難があるということだけのことです。困難のあるところを器具や人手などで補ってやれば困難はなくなります。 困難を補い、残存能力を最大限使って社会への働き掛けをする。チャレンジドが仕事をするというのはそういうことですよね。これがこの世に生まれてきたという証です。
今回の催しはこのことを皆で確認するためのもの、そう信じて私も参加します。
1948年生まれ。宮城県仙台市出身。 東京大学法学部卒業後1970年厚生省に入り,社会局老人福祉課課長補佐,在米日本大使館一等書記官,年金局企画課課長補佐を経て, 1985年北海道庁福祉課長。ここで障害福祉の仕事に初めて出会う。 1987年9月厚生省障害福祉課長。たくさんの仲間と出会い,「障害福祉の仕事はライフワーク」と思いこむ。 1993年11月,厚生省生活衛生局企画課長で23年7カ月勤めた厚生省を退職し,宮城県知事選挙に出馬,当選。1997年10月,再選。 仙台市在住。岩手県知事,広島県知事についで全国で三番目に若い知事,ジョギング知事として,元気に頑張っている。著書に「豊かな福祉社会への助走」(パート1,2 ぶどう社),「誰のための福祉か〜走りながら考えた〜」(岩波書店同時代ライブラリー)などがある。
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