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作成日 1997年7月6日

セミナ〜れぽ〜と

Macセミナー編
レポーター ゐはち

またお目にかかりました。セミナーレポート連続担当、ご苦労様です。
ほかの人はみな忙しいからね。どうせわたしはひまですよ。
いきなりひがまないでくださいよ。で、今回はどういう趣向でレポートします?
趣向てな、きみ。前号で予告さしてもろたことします。せやから今回はトーンが違うで、トーンが。
トーン、ですか。シリアス路線でいくとか、お涙頂戴物語をやるとか。
なんでこんなとこでお涙頂戴せなあかんねん。アンケートや、アンケート。言いましたやろ。受講生の声を誌面に紹介さしてもらいます。
ちょっと安易な気もしますが。ひょっとしてもうネタ切れとか。
あのなあ、Macセミナーはそんな底の浅いもんやない。まあ、読んでみ。ためになるでえ。回答は全文紹介したいくらいやけど、わたしらが前ふりで場所とるからそういう訳にもいかん…… そや、2回に分けて紹介っちゅうことにしょうか。どや、名案やろ。
連載が2回埋められるという寸法ですね。
きみも口が悪いな。まあ、当たってるだけになんも言われへんけど。
やっぱり。ではいきましょか。ところでどういう形で集約しました?
Macセミナーは初心者コースと制作コースと2通りありまして、制作コースは非常設なんですが、今期はMacセミナーを1年間受講された方で構成されてます。今回は、制作コースの方にMacセミナーのコミュニケーション手段でもある『プロップFCネット』というパソコン通信を使って回答をお願いしました。しゃれてまっしゃろ?
今回はパソコンそのものについての経験やら感じたことやらをおたずねしていただいた回答を紹介します。今回のFlanker17号のカラーページとあわせてご覧になるとよりいっそうお楽しみいただけること請け合いですぞ。

今やMacを縦横無尽に扱い、天賦の画才に花を咲かせた吉田幾俊さん。すでに関電への納品経験もお持ちで、個性あふれるWebPageも公開されています。
“アスキーが社運を掛け損ねたMSXでした・・・2+まで買い替えた。
絵ですよ、いつも目的は。最初の機種のマウスの付録的、チーズというお絵かきソフトは、取り消し不能だったので何度も泣かされたもんじゃ。
今回はマックで綺麗な階調やベタ塗り、精緻な描写力に大層、感動しました。”
“書くより早いが日本語入力が、絵に比べたら、めんどくさい。慢性的眼精疲労、酷使による指や甲の腓返り。座りタコ。
とても便利なのは、失敗を何度も、やり直せる事。動画も簡単に表現出来る。パソコンのおかげで画材と表現法が天文学的数に増えつつあること。文でも絵でも、使い回しが出来て楽チンなこともある。”
どうです、天文学的でっせ。半端やおまへんなあ。
次は、ご自分では多くを語られませんが、とても清々しい画風をお持ちの中村弘子さん。ファンも多いんですよ。
“(セミナー受講以前のパソコンの経験は)ゲームのみ(半年)。
(興味を持ったきっかけは)兄弟がパソコンを買ったので。
(初めてパソコンを操作したときの印象は)パソコンがあれば何でも出来るような気がしました。
(パソコンがこうなっていたらいいのにと思うところは)もっと簡単に入力ができればと思います。
(逆にとても便利でたすかると思うところは)いっぱいあって書けません。
(パソコンのおかげでこんないいことがあったというところは)今後あることを期待しましす。”
ね、淡々としてましょう。続いて、インターネットでのお仕事の経験もお持ちの児島加代子さん。でも本当は書道や絵に力をお持ちです。
“(セミナー受講以前のパソコンの経験は)ありましたが、キッドピクスで絵を描いていた程度で、使わないことも多かった。。。宝の持ち腐れになってたかもしれない。”
“(パソコンに興味を持ったのは)ちょうど世間でもパソコン、パソコンといっていた頃で、家でいる時間も増える時だったので、新しいことにチャレンジしたいと思ったからかな。それとパソコンで絵を描くことにも興味があったから。初めはインストールとかに結構手間取った。”
“初めはやっぱり操作が解らなくて、何度もアップルさんに電話して聞いた。誰でも触れるとか、操作が簡単とかいっているけど、やっぱり限界はあると思う。特にインターネットでは苦労した。凍るし、強制終了になるし、システムも入れ替えたりしなきゃいけないことが何度かあって、そういうのに特に私(素人)は、しんどかったしパニックにもなった。今でもインターネットはつらいものがある。。。。
 それとバックフォローがちゃんとあればもっといいと思う。調子がおかしくなったら本当は自分で解決したりしないといけないんだろうけど、私はそういうのが苦手なので専門の人にみてもらっている。そういう壊れたときにフォローしてもらえる人は必要と思う。
 絶対壊れないパソコンってのが一番いいけど。。。。(笑)”
次は、匿名希望のTさん。現在、プロップステーション実務部門ウイングでのお仕事や、ビデオ関係の勉強に忙しく、回答はあっさりめ。
“(セミナー受講以前のパソコンの経験は)以前、バイトで入力の仕事を少し、ほとんど数字だった。
パソコンには、興味はあったが、漠然としていた。初めてマックをさわったときは、面白いと思いました。
パソコンはハードディスクに保存が何度も出来るというのが便利だと思います。”
続いては、意欲と根性にかけてはだれにも負けない杉本睦子さん。でもマシントラブルに泣かされました。
“ワープロの経験はありましたが、パソコンはセミナーの初日が見るのも触るのも初めてという状態でして、、、。セミナーを受けるきっかけは、弟の友人がWinの方にいってまして、「おねえちゃんどう」と誘われていたのですが、パソコンにはあまり興味がなくて、でも、ある理由から、何かしなければと思い受講いたしました。パソコンを操作したときの印象は、ワープロと違いややこしいなというようなものだったと思います。(ちなみに、ワープロは、弟が養護学校で習ってきて、弟がやっていたので私は弟のワープロの使用説明書をみてマスターし、自分のもののようにつかっていました。)”
“パソコンをさわって、まだ、1年あまり。ただ、私電話が苦手だったので電話がわりに、またセミナーの補習にと、通信を利用させていただいています。”
最後は、もう個展も開かれた経験をお持ちの久保利恵さん。絵筆をMacに持ちかえてもやはりピカイチ。才能のある人はうらやましい。
“受講以前に(パソコンの)経験はありました。短大のとき選択科目でコンピューターグラフィックの授業があって、コンピューターで絵を描くってどんなんかなぁと思ってやってみたのがきっかけで、それが在宅でのお仕事につながるかもしれないとゆうことを知ってますます興味を持ちました。初めて操作したときは、操作方法がわからなくてわけがわからん!といった感じでした。”
“使いにくいところは、持ち運びが不便(ノートパソコンでインターネットが快適に出来て、どんな複雑な絵でも描ければいいですね!)、お金がかかる、キーボードが広すぎてキーが打ちにくい、絵を描くとき直線は描けてもあいまいな線がかきにくい、後イメージ通りに印刷できない、といったところでしょうか。
便利なところは、まずパソコン通信で情報収集ができるところ。例えば、同じように車椅子で生活しているたくさんの方(顔見知りでない人とでも)と自由にいつでもパソコン通信で情報交換ができることです。通信で得た情報をもとに車椅子で階段を使うことなく電車で梅田まで行けて地上に出られたときは本当に嬉しかった。そのほかは、スイッチを入れてもらうだけで一人で大体の作業ができてしまうところ。例えば、TVでも言いましたが誰かに絵の具を出してもらったり水をくみに行ってもらったりしなくても絵が描けたりするところです。”

次回のセミナーレポートではいよいよプロップMacセミナーの感想や意見、仕事に対する思いなどを紹介させていただきます。乞う、ご期待!!


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