リレーエッセイ 「チャレンジドの夢」

 北岡 りつこさんの場合

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「りこのスイス・パリ旅行報告 〜まさか一人で行くはめになるとは・・・!〜
 
それなりの私&超美人なYさん さぁ、スイス・パリへご案内いたしま〜す。 今回の旅もすばらしかった。それと同時に「わたしは恵まれているなぁ・・」と身に沁みて感じた。
 出発5日ほど前になって少々(大といってもいい)ハプニングが起こってしまった。一緒に行くはずだった母が心労とストレスから体調を悪くしてドタキャンしてしまった。わたしはあらかじめ母一人では心もとないと思ったのでヘルパーを頼んであった。
 母は、いつもお世話になるM添乗員さんにもヘルパーのYさんにも、わたしを一人で行かせてもいいかということを聞いてくれた。M添乗員さんは二つ返事で「りっちゃんだけでもいいですよ・・Yさんもいいですと言ってみえるし、安心して下さい」と言ってくれた。母がやめたあとも「あんたもやめとくか?」と聞かれたが、わたしは親が行かないからやめる気持ちはなかった。母も、それはわかっていたと思う。ただ、わたしは、この旅を去年からわたし以上に楽しみにしていた母が行けなくなったことを思うと、自分だけが行くことにうしろ髪をひかれる思いもあり、複雑だった。
正直、10%の不安もあった。9日間という長旅、それとヘルパーのYさんとは、M添乗員さんの紹介してくれた方で、行く2週間ぐらい前に電話とEメールで1、2度やりとりしただけで、まったく面識も何もなかったことだ。こうして9日間の旅はスタートした。
 
 名古屋空港で、Yさんに会った。美人で、スタイルがよくて、女優のようなきれいな方だった。ヘルパーの資格もあり、やさしいし、よく気がつくし、おまけに旅行が好きであちこち行っていて英語もペラペラ。わたしは勝手に「この人なら大丈夫だ」と直感した。 
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