リレーエッセイ 「チャレンジドの夢」

 吉田 幾俊さんの場合

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吉田さんカット「インターネット若葉&紅葉マークの人々」

 インターネットユーザーの加速度的拡がりにつれて、ネチケット(ネット上のエチケット)うっかり知らずの、とんでもないメールが、結構、届く。一番最初は知縁メール?の定番「徒労の木馬!」であった。最近、困ったのが、nenga.gifという自作年賀状のスキャン画像で1111ピクセル×1703ピクセルで572Kの巨大ファイルサイズの画像添付。「遅ればせながら、年賀状を添付します。今年は彫ってみました。あの、重いんですけど・・・すみません!!」って謝って頂いてもなぁ。楽しい綺麗な版画であったが、実際ほんま目茶大きい。メッセージが200Kより大きいものはダウンロードしないと設定してあって無視もできるけど、知ってる人だから、やはり気になって観てしまったりする。その設定を知らない以前にあったのが、制作中のホームページの全ファイルを圧縮もせず、バラバラで、しかも、送り間違いで数回にわたる繰り返し、総量が数Mにおよび、メールボックスは満杯状態で、なかなか次の肝心のメールが読めなくなり「焦るぜぇ事件」である。「恥ずかしながらお送りします。酷評をお聞かせください!」と言われても・・・。初心者的な発想でHTMLと画像をぐちゃぐちゃにしてE-メール添付でお送りつけてしまう行為に、即返信、苦言を呈してしまった次第。今となれば、こっちの無知を棚に上げて、そう怒ることでもなく少し反省。
 さてさて、ホームページ作成で一言、忠告させてもらうなら、フレームも覚え使えるようになり、やっと完成にこぎつけた嬉しい気持は、よく判るのだが、ここは、ぐっと押さえて、各ページリンクや画像ファイルの階層も十分チェックされ、それはラブレターのように一晩寝かせてから、再度翌朝、頭を冷やして、じっくりと観て確認して、それからFTPソフトで揚げ、さらに動作チェックされてから、いよいよURL公開を後悔せずに情報の公海への航海にむかわせて欲しいのだ。また、ただ、揚げられたと伝えてもらえれば、だいたい、メールからホームページアドレス(URL)を推測して、すぐ観に行けるので、焦らず、ゆっくり取り組んでもらいたい。すっごい長〜い一言であったが。それと、超ホームページ若葉&紅葉マークの方にアドバイスすれば、とりあえず簡単な最低2ページものでも(一枚だとページリンクの練習にならないので)手近な素材を使い、とにかく気合いでワァ〜と作ってしまうことだ。最初から凝ったものを考えると、ややこしく訳がわからなくなり手に負えなくなるから。コツコツと上達に合わせて色んな見せる要素(GIFアニメーションやMIDI音楽)や内容(お友達リンクや書き込み自由の掲示板・・・無料サービスなど利用されて)を立てまわし増築改築すれば良いのである。たとえ、迷宮旅館のような簡単に出られない危険な造りとなっても、消防法に問われることはない。
 それと一番の教材は、やはり他人のホームページだろう。ソース(HTMLの記述)開いて少しでも理解できるようになると、こまかな変更も利くようになり、さらに創意工夫の楽しみも増えてゆく。HTMLに限らず、パソコンの醍醐味は、昨日の疑問が解決すれば、明日からの力となり試してゆけるという見えるかたちのドラマチックな創造性をかきたてるところにあるので、何でも、あれこれ試してチャレンジ&アレンジなのだ。

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