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1959年大阪府泉大津市生まれ。 文学部国文学科卒。 大阪市在住。 仮死状態で生まれ、後遺症として障害が残る。全身麻痺で、己が意志に反して手が動く。 言語障害あり。幸いにして不自由ながら歩行は出来る。パソコンは高校卒の頃より独学で習得。パソコンで大学の卒論を書き、それを母に規定の原稿用紙に清書してもらう。俳句は約10年になる。師匠のご指導の下、賞を頂ける力が付く。著書に句集「猫の恋」。現在大阪府立堺養護学校高等部の時間講師、プロップステーションのインターネットセミナー講師、企業のホームページ作りをしている。他に妻と二人で自費出版やパソコン指導等を請け負う工房「圭優堂」を設立。 今回の作品展に出品する動機として、以前から漠然と俳画を描きたいと夢想していたが、手が不自由な為、絵画は出来ないと諦めていた。最近パソコンでDTPの仕事をするようになり、これなら俳画も出来るのではないかと思うようになり、当アート展への出品を決意した。最も心を砕いたのは、俳句のビジュアル化で、一目瞭然に「句意」を表現することである。私の場合は俳句を手書きにしてパソコンにデジタライズし、フリー画像や自前の画像と合成しそれをさらに加工した。私の作品の特徴は自筆の俳句をあくまでひとつのオブジェとして扱う所で、いわゆるビット文字では表現出来ないものを目標とした。 |