母(86歳)のためにいつも購入する「腰の曲がった高齢者向け衣料品」の紹介記事が掲載されました

2013年7月10日

ナミねぇが母(86歳)のためにいつも購入する、「腰の曲がった高齢者向け衣料品」の紹介記事が東京新聞に掲載されました。

「欲しいけど見つからない」と、悩んでる人も多いのでは・・・と思って、共同通信の女性記者のインタビューを受けました。

インタビューの理由は、「ナミねぇのブログで、お母さんのために購入されてると知ったから」ということでした。

☆昨年春の、ナミねぇのブログ
 http://ameblo.jp/takenakanami/entry-11227731861.html

ブログって、色んな方が呼んで下さってるんやと、改めて再認識しました。

皆さん、いくつになってもお洒落心を大切にしませう〜!!!(^_^)/~

<by ナミねぇ>

 

『「背中出る」恥じらい包む 高齢者向け洋服が人気』
東京新聞 2013年7月6日 夕刊より転載

 「シャツから背中が出る」「ズボンがずり落ちる」−。背中や腰が曲がった高齢者の悩みに応え、長い裾や深い股上で曲がった部分を包み込む洋服が売れている。「いつまでもおしゃれを楽しんで」と、子ども世代からの注文も多い。

 高齢者向けの洋服をそろえた東京都世田谷区の「マダムトモコ」。腰が曲がった特注のマネキンに華やかな柄のシャツが掛けられ、棚にはバッグやアクセサリーが並ぶ。

 上着は裾が長く、縫製を工夫して背中に丸みを持たせた。ズボンも後ろの股上が前より七・五センチも長く、腰を深く包む。

 武石麗子社長(42)の母親(66)が二〇〇三年、腰の曲がった祖母へ米寿のお祝いに手作りした。祖母が喜ぶ様子に感激した武石さんが特許出願を勧め、〇四年に販売会社を設立した。東京の店舗のほかカタログやインターネットでの通信販売もしている。

 生地にこだわったブラウスは一万八千九百円と安くはない。しかし注文は年々増え、現在は月に約五百件の注文がある。娘や嫁からの贈り物や、法事や孫の結婚式への出席を機に買う人もいる。「引きこもっていた母が友人に会いに行った」「笑わなくなった祖母が笑った」。お礼の手紙も届く。

 武石さんは、おしゃれに対するこだわりに年齢は関係ないと強調。古書店で昔のファッション誌を探し、かつて流行した柄を研究している。

 長野市の衣料品店「ファッションパークカヤマ」。高速道路の出口に近い店舗には県外からも客が訪れ、ネット通販には全国から注文が相次ぐ。ズボンは三千円台からと手ごろだ。

 香山篤美社長(65)は一一年二月から、股上が深い「こしらくパンツ」など、問屋で見つけて気に入った商品を店頭に並べている。母の日がある五月の今年の注文は前年同月比三倍増の百五十一件。ネットに不慣れな高齢者からの電話注文も受け付けている。

 「ゴムを入れ替えたい」といった客の声をメーカーに伝え、一緒に商品を開発してきた。当初なかった紳士用ズボンも、客からの要望で販売を始めた。

 義母(83)の服を探しに来た市内の女性(54)は「いつも背中が出るのを気にしている。デイサービスに行く時に良さそう」とブラウスとズボンを買った。

 障害者の自立を支援する神戸市の社会福祉法人理事長、竹中ナミさん(64)も母親(86)のためにネットで「カヤマ」の服を買っている。「いくつになっても恥じらいはある。法事などあらたまった席に出る機会もあるので、こういう服を探している人は多いと思う」と話している。

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