ナミねぇがCM字幕アンケート結果などについて、4月22日(木)の情報通信審議会で報告しました!

 

2010年4月22日

ナミねぇは4月22日に開催された総務省情報通信審議会で、委員の立場でCM字幕アンケートの発表と、政見放送字幕付与への意見を発表させていただきましたのでご報告します。

プロップのサイトでもご紹介してきましたが、地上TV放送では実施されていなかったCMの字幕放送を、3月22日に日本で初めてパナソニック株式会社が放送実験しました。

そして放送終了後に聴覚障害のチャレンジドを対象としたアンケートを実施し、短期間(告知が番組放映の2日前)であったにも関わらず、346名もの皆さんから回答を戴きました。この場を借りてアンケートにご回答くださった皆さんに心からお礼申し上げます。

CM字幕放送については、今年1月に行われた原口一博総務大臣とナミねぇとの対談(月間ニューメディア主催)の中で、大臣がその場で指示を出して下さり、民放連にワーキング・グループが発足するなど、大きく前進を始めていました。

そんな中でのパナソニック社の英断は、視聴者からも提供企業の立場からも大きな注目を集めたことと思います。これを機に、たくさんの企業がCM字幕放送というビジネスに目をむけ、また聴覚障害チャレンジドはもちろん、賑やかなところに居る人、反対に音を出せない場所(病院とか)に居たり、.あらゆる機会でCM字幕があることのメリットが理解され、その完全な実現に結びついてゆくことを願います。

またその後4月2日に行われた原口大臣とナミねぇの対談で、ナミねぇから政見放送への字幕付与について提言し、大臣は「政治家が、全ての有権者に政策を理解して戴くのは当然のこと」と、政見放送に関する制度を調査するよう、所轄大臣として担当部署に指示を出してくださいました。

*その後の調査で、参院選は(衆院選と違って)政見放送のビデオ持ち込みが不可となっていることが分かりました。私は参院選も衆院選同様、候補者や政党が政見放送に積極的に字幕を付けて放映できるようになればいいな、と思っています。字幕の有無も、きっと有権者の大きな判断材料になると思います。

「誰にでも必要な時がある字幕」というユニバーサルな意識が、多くの人に広がって行くことを心から願うナミねぇです。

by ナミねぇ

 

委員会提出資料

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委員会提出資料をPDFファイルでもご紹介しています。

 

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