神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC) 「チャレンジド・プログラムVol.1」
修了式と成果発表会が開催されました!
ビデオ映像と写真でご報告します!

2008年12月15日

ナミねぇです! 12月7日の日曜日、神戸のレストラン・フロインドリーブを会場に、社会福祉法人プロップ・ステーションと日清製粉株式会社、株式会社日東商会が主催する神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)チャレンジド・プログラムVol.1の修了式と成果発表会を開催いたしました。6月から熱心な学習を続けて来た8名のチャレンジドたちに、KSCから修了証書を授与し、修了生たちが卒業製作したスウィーツを発表しました。

[写真]ナミねぇ 開会の挨拶
(写真をクリックでビデオ映像がご覧いただけます。以下同)

神戸スウィーツ・コンソーシアムはスウィーツの世界で活躍するチャレンジドを生みだそう!」というミッションを掲げ、多くの関連企業や超一流のパティシエたちの協力を得て活動を続けています。本年6月に開講したチャレンジド・プログラムVol.1には多数のチャレンジドのご応募をいただき、その中から選ばれた8名のチャレンジドが、オーストリア国家公認マイスターで株式会社モロゾフ・テクニカルディレクターの八木淳司講師の指導のもと、半年間でフィナンシェ、プリン、チョコレートムース、サンドクーヘン、ヴァニレキプフェル、そしてクリスマスケーキなどのカリキュラムを製作実習しました。この日の修了式は学習を続けてきたチャレンジドたちにとって、みなさんに学習の成果をご覧いただくまさに晴れの場であり貴重な機会です。

修了式ではナミねぇの開会の挨拶にひきつづき、KSCを後援いただいている神戸市の矢田立郎市長に祝辞をいただきました。市長は式典に先立ち修了生一人ひとりの卒業製作ブースを回って激励してくださり、チャレンジドたちにとって大きな励みになったことと思います。引き続きメイン講師の八木マイスターから、修了生に修了証書が授与されました。続いて後援いただいている兵庫県からは山本嘉彦障害福祉局長に祝辞と井戸敏三知事のビデオメッセージをご紹介いただきました。卒業生代表の深草健治さんからは支援してくださった皆さんへの心からの御礼を込めた答辞があり、支援企業を代表して花房宏昌日清製粉株式会社取締役の挨拶と各支援企業の紹介が行われました。(司会進行は日清製粉の田子敏也課長)

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市長から激励を受けた受講生の皆さん。クリックで大きな写真がご覧いただけます!

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山本嘉彦 兵庫県障害福祉局長 祝辞と、 井戸敏三知事 ビデオメッセージ

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卒業生代表 深草健治さん 答辞

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修了証書を手に全員で記念写真

KSCチャレンジド・プログラムでは「障害があるから、福祉だから買ってあげよう」という発想ではなく、「本当に美味しいから売れる一流品として提供したい」との思いを関係者が共有し、毎回多くの企業から最高品質の製菓材料を無償でご準備いただいて、超一流プロのパティシエの技と味を学ぶ場を提供してきました。この日出席いただいた支援者のみなさんをはじめ、温かいご協力をいただいている協賛企業各社にあらためて心から御礼申し上げます。

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花房宏昌 日清製粉株式会社取締役 挨拶

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支援企業 紹介

受講生たちもそうした支援者の皆さんの熱い思いに応えて1日5時間という講義に気持ちを途切れさせること無く、たいへん熱心な学習を続けました。また受講生たちが所属する施設や作業所からもサポーターの皆さんにご参加いただき、受講生のバックアップをしていただきました。修了式に引き続き行われた製菓発表会では、まず八木マイスターから挨拶と今回のプログラムの講評があり、チャレンジドとサポーターたちの努力の結晶であるスウィーツを来場者に試食いただきました。それは試食した皆さんが一様に驚くほどの美味しいスウィーツでした。会場では受講生への惜しみない賞賛が聞かれました。ナミねぇも修了生たちを心から祝福するとともに、今後の皆さんのプロのパティシエとしての活躍につながる道すじを全力で応援したいという決意を新たにした次第です。

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八木淳司 KSC講師 挨拶

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卒業製作 試食風景

成果発表会に引き続き行われた懇親会では、始めに共催企業の株式会社日東商会 川口淳太郎社長より挨拶があり、引き続きチャレンジド・プログラムでサブ講師を務めたブランジェリー コム・シノワ 西川功晃シェフが乾杯の音頭を取り、修了生を囲んで支援者の皆さんが和やかに懇談を続けました。また、当日取材に入ったテレビ局や全国紙、業界紙、専門誌などたくさんのマスコミの皆さんが、修了生や支援者そしてナミねぇにも熱心にインタビューされて、翌日には記事として修了式の模様が大きく報道されました。KSCの活動へのメディアの関心の高さが伺えました。KSC報道記事はこちらでご覧ください

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川口淳太郎 株式会社日東商会社長 挨拶

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西川功晃 ブランジェリー コム・シノワ シェフ 乾杯の音頭

ナミねぇの挨拶でも申し上げましたが、神戸スウィーツ・コンソーシアムのこれからの展開は大きく2つあります。ひとつはチャレンジド・プログラムを修了された皆さんがパティシエとしての就労につながるよう、KSC認定のスウィーツを世の中に送り出すためのバックアップを進めていくことです。そしてもう一つは神戸だけではなく全国各地にKSCの活動を広めてゆくことで、まずは来年度に東京でチャレンジド・プログラムを開催することが決定しています。

あわせて、式典でも来場者の皆さんに一部ご披露しましたが、今回のチャレンジド・プログラムはすべての講義の模様をプロのカメラマンによりビデオ収録いたしました。来年この映像をDVD化して私たちKSCの活動を多くの皆さんにお知らせするとともに、全国の作業所や施設、そして専門家から一般の皆さんまで、講師を務めていただいた八木マイスターのお菓子造りの技をお伝えしたいと思っていますので、どうぞご期待くださいね。

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八木マイスターを中心にして全員で記念撮影

このように神戸スウィーツ・コンソーシアムはこれからも大きな展開を視野に入れ、チャレンジドのパティシエ養成を通じて「すべての人が持てる力を発揮し、支え合って構築するユニバーサル社会」の実現をめざして活動してまいります。みなさまにはどうか今後ともKSCの活動を力強くバックアップしてくださいますことを心よりお願い申し上げます。

by ナミねぇ

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修了式会場となったフロインドリーブはクリスマスムードたっぷり!

 

神戸スウィーツ・コンソーシアムについて

神戸スウィーツ・コンソーシアムは社会福祉法人プロップ・ステーションと、製粉業界最大手 日清製粉、創業60年の歴史を持つ製菓・製パン原材料卸 日東商会の主催により、「スウィーツの世界で活躍するチャレンジド(障害のある人)を生みだそう!」というミッションを掲げて、2008年6月に発足しました。メイン講師にオーストリア国家公認の「製菓マイスター」の称号を持つ数少ない日本人のひとりで、モロゾフ株式会社テクニカル・ディレクターを務める八木淳司さんを迎え、お菓子作りが好きな精神・知的障害のチャレンジドを対象として、パティシエとして就労したい(独立・開業)、洋菓子製造販売業に携わりたい、また現在洋菓子製造業に従事しているがスキルを上げて生産性・報酬を上げたいといった人たちに、超一流パティシエのレシピと技を伝授する定期講習会を毎月実施してきました。

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)の公式ホームページ

[写真]KSC第4回講習、クリスマスケーキ実習での受講生。

プロップ・ステーションは、18年前から「チャレンジドを納税者にできる日本」をスローガンに、チャレンジドの雇用と就労の促進を目指して活動してきましたが、スウィーツ業界で一流の製品を製造・販売したい!と願う作業所などを支援し、多くのチャレンジドやその家族、支援者たちに勇気と元気!を贈りたく、このプロジェクトを全力で推進しています。神戸スウィーツ・コンソーシアムは、兵庫県、神戸市、神戸商工会議所の後援のもと、多くの関係企業の皆さんのご協力を得ています。

これまでの活動を以下でご紹介いたしますので是非ご参照になってください!

 

神戸スウィーツ・コンソーシアムのこれまでの歩み

神戸スウィーツ・コンソーシアムについて、共催企業の日清製粉株式会社 佐々木明久社長からプレスリリースが発表されました (2008年12月8日)

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)の英語サイトが出来ました! (2008年11月19日)

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)「チャレンジド・プログラムVol.1」 修了式と成果発表会のお知らせ (2008年11月14日)

神戸スウィーツ・コンソーシアム 「チャレンジド・プログラム Vol.1」 第4回講習写真速報! (2008年11月11日)

神戸スウィーツ・コンソーシアム 「チャレンジド・プログラム Vol.1」 第3回講習写真速報! (2008年10月8日)

神戸スウィーツ・コンソーシアム「チャレンジド・プログラム Vol.1」 第2回講習が開催されました! (2008年9月3日)

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC) チャレンジド・プログラムVOL.1 が開講しました!! (2008年7月7日)

神戸スウィーツ・コンソーシアムのチャレンジド・プログラムが6月28日に開講します! (2008年6月18日)

スウィーツの世界で活躍するチャレンジドを生み出そう! 神戸スウィーツ・コンソーシアムがチャレンジド・プログラム(講習会)Vol.1 の受講生募集を開始 (2008年6月3日)

KSC 神戸スウィーツ・コンソーシアム 着々と準備進行中! (2008年3月18日)

神戸スウィーツ・コンソーシアムがキックオフ!! (2007年11月13日)

スウィーツを通じて、ユニバーサル社会を創造しよう!! 『神戸スウィーツ・コンソーシアム発足のお知らせ』 スウィーツの聖地神戸から、スウィーツの世界で活躍するチャレンジドを生みだそう! (2007年11月1日)

神戸スウィーツ・コンソーシアム/メンバー と 設立主旨など (2007年11月1日)

イヴ・チュリエス氏 来日記念 【“伝統のフランス菓子” 講演・講習会】 (2007年11月1日)

 

神戸スウィーツ・コンソーシアムはたくさんのメディアで紹介されています

スイーツの世界で活躍するチャレンジドを生みだす−第1期生が修了式 神戸経済新聞 2008年12月11日

技術学び商品で勝負 神戸新聞 2008年12月8日

パティシエへ一歩踏みしめ 朝日新聞 2008年12月8日

障害者菓子職人の夢 読売新聞 12月8日

笑顔の光源 朝日新聞 12月4日

食の楽しさを広める活動 神戸スウィーツ・コンソーシアム 日清だより 2008 秋号 Vol.31 2008年10月6日 より

ナミねぇがラジオ関西「サンデー神戸」で神戸スウィーツ・コンソーシアムのことをお話ししました! (2008年9月16日)

「神戸スウィーツコンソーシアム」スタート 「NEW MEDIA」 9月号 より

『チャレンジド・プログラム Vol.1』第1回講習会を開催 「ベーカーズタイムス」 7月10日号 より

神戸で障害者パティシエ養成支援 酒類・食品ニュース & 解説 7月11日号 より

NHKニュースでKSC講師八木淳司マイスターの講習にかける思いと、チャレンジド・プログラムVOL.1 の模様が紹介されました。 (2008年7月10日)

パティシエ目指す障害者を支援 The Japan Food Journal(日本食糧新聞)7月7日号 より

ハンデ乗り越えパティシエに挑戦 讀賣新聞 6月29日号 より

障害者の菓子に競争力 神戸でマイスターが講習会 朝日新聞夕刊とasahi.com(アサヒ・コム)でKSC講師八木マイスターの取材記事が掲載されました!

障害者にパティシエの道 神戸で養成講座 日本経済新聞でKSCが紹介されました!

神戸の社会福祉法人などプロジェクト 障害者の自立へパティシエ“塾” 朝日新聞 2月29日掲載記事より

障害超えパティシエに 一流の技、秘伝レシピ伝授 製粉大手など十数社協力 読売新聞 11月21日掲載記事より

神戸スウィーツ・コンソーシアム発足発表の模様がサンTVにて紹介されました Windows Media Player でTV放送の模様が再生されます。

一流菓子職人の技術伝授 障害者雇用プロジェクト 産経新聞 11月9日掲載記事より

社福法人と企業 障害者のパティシエ養成神戸 開業支援プロジェクト発足 毎日新聞 11月9日掲載記事より

スイーツの世界で活躍できる障害者育成・神戸の福祉法人など 日経ネット 11月8日掲載記事より

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