字幕放送はビジネスチャンスになる!!

2007年12月17日

皆さんは月刊「ニューメディア」1月号の記事をご覧いただけましたでしょうか?
「ほとんど」から「すべて」へ発想の大転換 (NEW MEDIA 1月号より)

[写真]月刊 ニューメディア1月号
対談インタビューにて
ナミねぇと増田寛也 総務大臣

2002年に開催された「チャレンジド・ジャパン・フォーラム in いわて」開催にご尽力いただくなど、岩手県知事の時代からプロップのミッションを長年にわたって応援して下さっている現総務大臣の増田寛也さんとナミねぇの対談が特集されています。

そのなかで、情報通信のいわば“元締め”でもある増田大臣が、地デジ時代の字幕放送の重要性について言及しておられます。ナミねぇはこれまで総務省情報通信審議会委員としての立場からも発言を続け、メルマガやプロップのホームページでも再三お話してきましたが、字幕放送は聴覚障害のチャレンジドのためだけのものではなく、誰にとっても役に立ついわばユニバーサル社会実現のための重要なツールだととらえています。

1997年にプロップの機関紙「フランカー」に、やはり私たちの活動の良き理解者の一人であるマイクロソフト会長のビル・ゲイツさんが寄稿して下さってるんですが、その中で次のように語っておられます。

「〜字幕つきのテレビ番組は、聴覚障害者の方々のために番組中の会話を文字にして表示しようと考案されたものです。それが現在では、寝ている人が近くにいても迷惑をかけずにテレビを観たり、エクササイズマシンで運動しながらマシンの音に邪魔されずニュースを観たりと、多くの人が字幕つきのテレビ番組を利用しています。〜」
「ハンディキャップをもっている人の力となれば万人の力となれる
米国マイクロソフト会長ビル・ゲイツさんの寄稿
(1997年10月発行 プロップ・ステーション機関紙「フランカー」18号より)

はるか10年前のアメリカの現実に日本が今やっと追いつこうとしていることを「遅れている」ととらえるのではなく、今の地デジの時代だからこそ出来る日本ならではの字幕放送をみんなで作っていきましょうよ!
そしてそれが放送する通信事業者にとっても、提供する企業にとっても必ずや大きな「ビジネスチャンス」になるとナミねぇは確信しています。

弱者対策としてのとらえ方から、すべての人の利便性へと発想転換することで、増田大臣も対談の中でおっしゃっている様に「コスト負担も投資となり、永続したサービスになる」のです。

ナミねぇがこれまで字幕放送についてお話してきた記事のいくつかを以下にまとめてみましたので、皆さんもご覧いただいて字幕放送普及へ向けたプロップのミッションを是非応援してくださいね!!

by ナミねぇ

 

字幕放送関連リンク

「ほとんど」から「すべて」へ発想の大転換 (NEW MEDIA 2008年1月号より)

“For”the Challengedではなく,“By”the Challengedへ発想の転換
(NEW MEDIA 2007年10月号より)

ナミねぇが委員を務める総務省情報通信審議会が、地上デジタル放送に関する答申をまとめ、7月2日総務大臣へ提出しました。

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