毎日新聞 2010年8月22日より転載

菓子作りで就労支援

障害者にプロが講習会

講習会の写真
真剣な表情で菓子作りを学ぶ障害者ら=神戸市東灘区で

 障害者が菓子職人から菓子の作り方を学ぶ講習会「チャレンジド・プログラム」が21日、神戸市東灘区の日清製粉東灘工場など4会場で開かれ、約20人の精神・知的障害者が楽しそうにオレンジとココナッツのゼリーを作った。

 この講習会は同区の社会福祉法人プロップ・ステーションと同社が共催。菓子作りを通じた障害者の就労支援を目的とする「神戸スウィーツ・コンソーシアム」の一環で、08年から始まった。

 今回は、より多くの障害者に講習を受けてもらおうと、4会場を専用回線で結び、東京会場の講師の説明を生中継。受講者は、講師の説明を聞きながら、菓子作りに励んだ。

 講習に参加した神戸市北区の内海友人さん(35)は「プロに教えてもらえるのはいい経験。もっとおいしく作れるようになりたい」と話した。【金森崇之】

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