製菓製パン 2009年8月号より転載

神戸スウィーツ・コンソーシアムin東京開催

チャレンジド・プログラムVol.2

 「チャレンジド」20年前にアメリカで生まれた言葉である。障害があるからではなく、良いところを伸ばしていこうという試みを意味している。神戸スウィーツ・コンソーシアムは「障害があるから、福祉だから買ってあげよう」という発想ではなく、美味しいから食べたいと思われる商品を作れる職人育成を目指す会である。

 昨年第1回のプログラムを終了し、今回は東京に場所を移し、やる気のある関東在中のチャレンジド8名が10月まで5回のプログラムに挑戦することとなった。

 この日は日清製粉株式会社の小網町ビル加工技術センターにおいて1回目のプログラムである「マドレーヌ」の制作が行われた。オーストリア国家公認「製菓マイスター」八木淳司氏が(モロゾフ株式会社テクニカル・ディレクター)講師を務めた。八木氏による指導で8名は材料の計量、原料は混ぜ、焼成までをこなし職人としての第一歩を踏み出した。プログラムが終了した会場は焼き立ての「マドレーヌ」の香りに包まれた。

記念撮影の写真
▲終了後笑顔で記念撮影

ページの先頭へ戻る