米国大使館 2009年3月5日より転載

プレスリリース

米国大使館「国際女性の日」記念行事
− 「2009年勇気ある日本女性賞」を授与

2009年3月5日

 米国大使館は今夕、「国際女性の日」を記念し、国務長官の「国際勇気ある女性賞」に日本からノミネートされた竹中ナミさんを表彰する。2009年「国際勇気ある女性賞」の表彰式は3月11日にワシントンの国務省で行われる。

 「国際勇気ある女性賞」は、それぞれのコミュニティーでの差別撤廃のため勇気を持って戦っている世界中で活躍する女性指導者に敬意を表する国務省の唯一の賞で、2007年に制定された。今年のアジア地域の受賞者は、マレーシアの弁護士で人権推進に努力してきたアンビガ・スレーネバセンさん。

 女性が直面する問題は日本ではマレーシアとは異なっているだろうが、他者の人生をより良いものにしようと自らを省みずに働く、勇気と先見性のある日本女性が大勢いる。そのような女性のひとりが竹中さんである。ご自身が身体的・知的障害を抱える子供の母である竹中さんは、自分の娘に、より良い人生を送らせようと努力しただけではなく、ボランティアをはじめとするさまざまな活動を通じて、大勢の障害を持つ人々の人生にも関わってきた。2005年には、内閣府の中央障害者施策推進協議会の委員になった。その後、福田前総理大臣の下で、社会保障国民会議のメンバーも務めた。

 今夕開かれるレセプションで、ズムワルト臨時代理大使が竹中さんの功績を表彰する。表彰状には、「身体的障害を抱える数多くの人々が、それぞれの能力を生かして、生産的に、そして尊厳と独立心をもって生きてゆくことを手助けしてこられたことに対して」とある。

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