ふぁっとえばー通信 2008年6月7日号より転載

第5回安房からのチャレンジド大会

『安房チャレンジドセンター設立をめざして』

平成20年10月5日(日)

 「安房からのチャレンジド大会」は、「障害者が就労し、納税者になるための啓もう、就業機会の開発・支援をする」です。

 少子高齢社会に向かう中で、障害者を含む弱者への関心が高まっていますが、その多くは、駅のエレベーター設置・障害者用トイレの設置・歩道の段差解消等の施設の整備、医療費の公費負担や負担割合の低減・育児介護障害者支援の施策、障害者手当の支給といった「障害者を健常者が助ける」という、「障害者=弱者」の視点での活動が中心です。

 「NPO法人 ふぁっとえばー」は、「障害者でも今ある能力を生かせば仕事ができる。」「仕事を通じて生きがいや社会貢献をしたい。」「仕事をすることで自立したい。」「仕事の収入から納税をしたい。」と思い行動している障害者を「チャレンジド」と呼び、障害者が納税できる社会の実現をめざして活動を続けてきました。その活動の一つが2004年3月から毎年開催している「安房からのチャレンジド大会」です。

 今年10月5日(日)の南総文化ホールで、第5回目の開催を決め、テーマを「安房チャレンジドセンター設立をめざして」とし、これまでの理念を継続して掲げながらも、第4回までの「基礎がための段階」から卒業して、「働ける社会の実現」に向け、私たちがどんな実践をするべきかを考える機会にしたいと考えております。さらに、長期的なビジョンを明確にした上で、その実現に向けて第一歩をふみだすきっかけにしたいと考えております。

 パネリストに堂本暁子知事(依頼中)や竹中ナミ(社会福祉法人プロップ・ステーション理事長)、市川熹(千葉大学名誉教授・早稲田大学人間科学学術院客員教授)、岡本眞司(ちばぎんハートフル(株)社長)、金子楓(福祉情報センターワークアイ・船橋所長)、三瓶雅延(NPO法人ふぁっとえばー理事)、コーディネーターに水野勝(NPO法人ふぁっとえばー理事)等、着実に計画を進めています。ポスターには、安房高校卒業。菊地モモ(旧姓 塚越光子)。

  11年前、脳出血で倒れ、右半身マヒになる、失語症になり、言語聴覚士の先生からコミュニケーションをとるために"絵を描いてみない?"と、勧められたのが絵との出会いでした。

 開催に向けて例年同様、多くのご後援をお願いすると共に、大会開催に必要な費用について、ご寄付をいただきたく、お願い申しあげます。

 なにとぞ、「障害者が納税者になる活動」に賛同いただき、「安房からのチャレンジドの風を」広く・強く吹かせるための推進力を与えていただきたくお願い申し上げます。

菊地モモさんの絵
病院に入院していた1997年から描き始めました。
〜 神様が 残してくださった 左手で 〜
と、菊地モモさん

ページの先頭へ戻る