朝日新聞 2004年6月24日より転載 |
元経企庁長官 堺屋 太一さん |
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小泉政治の採点を | ||
本物の候補見抜け
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社福法人理事長 竹中 ナミさん |
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小泉政治の採点を |
堺屋太一・元経企庁長官の話 今回の参院選は、小泉政治の採点である。小泉内閣は昭和初期の「海軍内閣」に似ている。大正デモクラシーの流れが浜口雄幸内閣時代の不況を機に失速し、犬養内閣のデフレ脱却の試みがテロで断たれた。その後の斉藤実ら体制非主流派ともいえる海軍内閣は「昭和維新」を掲げたが、実態は官僚主導の復活だった。
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本物の候補 見抜け |
神戸市の社会福祉法人プロップ・ステーション理事長、竹中ナミさんの話 年金問題をめぐる国会のごたごたに怒りを感じ、あほらしくもなった。政治家を責めることは簡単だし、批判されて当然の人もいる。でも、年金制度を真剣に考えてこなかったのは、有権者も同じではないか。
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