[up] [next] [previous]
  

中日新聞 2004年4月23日より転載

 

 
 

 

 
 
IT技術を生かした福祉
 
 

神戸で知事が視察

 
 

 

写真:歓談する梶原知事とナミねぇ 梶原拓知事が23日、神戸市を訪れ、障害のある人たちに情報技術(IT)を伝授して働く場づくりを進めてきた社会福祉法人「プロップ・ステーション」や、複合施設「神戸ファッションマート」(ともに同市東灘区)などを視察した=写真。
 プロップ・ステーションでは、竹中ナミ理事長(55)と歓談。竹中さんから、たとえベッドから動けなくても働くことの意義や、そのためにITがいかに力を発揮するかの説明を受けた。
 全面介助を受けながらパソコンを駆使して働く仙台市などのプロップのスタッフともテレビ会議方式で懇談。知事は「ITはいろんな人の能力を引き出す力がある。そのことを教えてもらいに神戸へ来た」と語りかけ、スタッフの言葉に耳を傾けた。一方、アパレル企業が入居するファッションマートでは、銀行などの当初計画が挫折し第三セクターとして再出発した経緯を聞いた。
 知事は前夜に東京から大阪入り。この日朝には大阪商工会議所での懇談会にも参加した。