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公明新聞 2003年8月29日より転載 |
北斗七星 | ||
米国の弁護士、ジョン・ケンプさんは若くして両手・両足を失い、・・・ | ||
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米国の弁護士、ジョン・ケンプさんは若くして両手・両足を失い、義手・義足の生活となった。今、52歳 そのケンプさんが先に千葉市で開かれた「チャレンジド・ジャパン・フォーラム」に出席した。チャレンジドとは「挑戦すべき使命を与えられた人」というプラス思考の米国生まれの言葉 「わたしっちにとって大事な価値観は(1)人間性の相違をありのままに受け入れる(2)相互依存の精神(3)ユーモアの感覚(4)将来思考」と語るケンプさんは、「すべての人が誇りをもって生きられる社会を」と弁護士の道へ。そしてADA(障害を持つ米国人法)の成立(1990年)にも貢献 雇用はじめ障害を理由とした差別を禁止した法律がADA。「かつて米国でも障害者は社会的なマイノリティー(少数派)でした。幾つもの法廷闘争を経てADAができ、米国の社会は大きく変わったのです」とケンプさん。「今、私は障害をもつことを、そして米国の納税者であることを誇りに思う」という言葉を聞くと、米国という国の奥行きの深さを感じざるを得ない。 行政が支援すればチャレンジドも社会を支える側に回れる、つまり納税者になれる――と、このフォーラムを主催した「プロップ・ステーション」の理事長・竹中ナミさんらは取り組んできた。 日本の福祉観を変えるために、ADAの日本版の実現がもとめられる。(高) |
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