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読売新聞 2003年8月1日より転載

  ユニバーサル社会  
 
IT活用 障害者に活躍の場
 
 

千葉でフォーラム

 
 
 
 ユニバーサル(共生)社会の実現をテーマにした「チャレンジド・ジャパン・フォーラム2003国際会議inちば〜千葉からユニバーサルの風を」が、二十一、二十二日、千葉市の幕張メッセ国際会議場でひらかれる。

 「チャレンジド」は挑戦すべき使命や機会を与えられた人の意味で、障害者のこと。九回目となる今回のフォーラムでは、情報技術(IT)を活用して、障害があっても力を発揮できる環境づくりを考える。チャレンジドの就労支援を行う社会福祉法人「プロップ・ステーション」(神戸市)と、千葉県内の福祉関係者や企業などで作る実行委員会が主催する。

 初日は午後一時から。米マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏、与党女性委員らによるユニバーサル社会形成促進プロジェクトチーム座長の野田聖子・衆議院委員の対談をビデオ放映する。二日目は午前九時半から。「すべての人が誇りをもって生きられる国に」と題し、米国防総省コンピューター・電子調整プログラム技術評価センターのダイナー・コーエン氏がペンタゴンから講演、インターネットで中継する。

 このほか、堂本暁子・千葉県知事、浅野史郎・宮城県知事らも参加し、セッションなどがおこなわれる。 参加費は二日間で五千円。初日夜の交流会も五千円(高校生以下二千円)。問い合わせは、千葉県雇用労働課内の事務局(043・223・2933)、またはフォーラムのホームページ(http://www.prop.or.jp/cjf2003/)へ。