広報はびきの 1999年6月号(1999年6月1日発行) より転載

コンピューターを使って仕事にチャレンジ!!

〜全国に先駆け、パソコン講習会を開講〜

『やさしいまちづくり』を進める羽曳野市は、このほど労働省の支援を受けて、新たにコンピューターを導入しました。障害者の在宅就労支援事業として、障害者のための情報処理技術講習会(パソコン研修会)を開催していきます。

この講習会は、障害者の方々にコンピューターの操作技術を身につけてもらい、情報処理の分野での就労に役立ててもらうものです。自治体の取り組みとしては、全国に先駆けて行うもので、各方面から高い関心が寄せられています。

開始にあたっては、労働省の支援とNPO(民間非営利組織)プロップステーションの協力を得て、日本障害者雇用促進協会の「障害者に対する在宅就労支援事業」の適用を受けました。これにより、1人につき1台のパソコン(周辺機器・ソフト含む)が無償貸与されます。

また、平成12年度完成予定の(仮)羽曳野市立生活文化情報センターには、障害者の方々の情報処理技術の習得とそれらを生かすことのできるキーステーションとして整備していく予定です。

5月18日、講習に先立って開講式が行われ、受講生の皆さんは福谷市長から「一生懸命学んでいただいて、働く喜びを分かち合いましょう」と激励を受けました。また、竹中ナミ・プロップステーション理事長は、手や足などが不自由な2人の講師を紹介、「この先生方は、人の3倍も努力してこられました。今ではこうして見事に操作をされています。皆さんもがんばってください」と、あいさつされました。


竹中ナミ理事長(写真・左)と講師の山崎博史さん(同・中)、岡本敏己さん(同・右)。岡本さんは、足で見事にパソコンを操る。

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